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推しを考える会

 なんだか連作みたいになってきたオタクの自己満自己分析コーナー。連作じゃないけど前のはこちら。

hrurukku.hatenablog.com

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 漫然とした好きをそれとなく理解する会です。別に何と無く好きは良いと思うし直感で好きってなることの方が多いんだけど、そういうのも紐解いてくと同じようなところに行きつくのかなぁと思ったり思わなかったり。

 画像は推しのアクスタ(1年前くらい)ですが、多分ここに居るキャラについて書くことは無い。

 

はじめに

 推しを考える、なんて題をしていますが、別に俺の推しをただ垂れ流す会というわけでも無く、色んな自分の推しを改めて俯瞰してみて自分の好みを洗い出せたらいいなの会です。垂れ流しはします。

 なんでまたこんな話をという所ですが、まあ自分の好きを言葉に出来た方が何と無く良くない?ってだけです。言語化しようとして見えてくるのもあるし、自分ってこういうのが好きだったのかーと再認識出来たり新たな気付きを得られると思うのでね。

 好みが分かれば能動的に好きそうなものを採りに行けるので、自分の世界を広げるのにも役立つかななんて思ったり。今までは何と無く作品を見て雰囲気とかの直感でこれなんだか好きそうだな―の漫然とした気持ちから想いを重ねていく感じが多かったんですよね。それはそれで凄い良い時間なんだけど、私はそれしかないので、別のアプローチが出来たらなと思ったり。

 

 さて、自分の”好き”と向き合う会ですが、今回はストーリーとかの内容的な部分じゃなくて、キャラクター単体及び複数の関係性について洗おうかなと思ってます。ストーリー的な好みはそれとなく把握してるつもりですが、雰囲気的な部分は有るかもしれない。
 とりあえずやや緩めのSF系とかが好きかも。やや緩めっていうのは、まあ言葉通りで、ゴリゴリのSFは逆に微妙かも。スターウォーズみたいなのは多分あんまり。見たこと無いんですがね。SFと書きましたが、SpaceもScienceも好きですよ。どっちかと言うとScienceの方が好きですが。というかSpaceはScienceに包括される?

 脱線しましたが、今回はキャラクターを主軸に考えます。人間性や関係性を含む以上ストーリー的な部分にも当然触れますが、作品全体のストーリーに対しての話はまた別なので、そちらはノータッチ。
 自己分析の会なので、自分で書きながら分析してます。結論は最後の方に出てくる…はず。推しを列挙していった結果何か見えてきてたらなにかそれとないことを書いてるだろうし、何も見えてなければ当たり障りないことを書いてるかもしれない。結論先行の論文とかと違って当ブログは散文掃きだめの地なので、読みやすい構成なぞ存在しないのだ。

 

 以下から私の推しキャラ、関係性について書きます。推し、というと大仰に聞こえそうですがその実もっと緩く、このキャラ好きだなーくらいなニュアンスの方が近い。ある程度言語化できるレベルの好きがあるものを選びますが。

 キャラ単体と関係性、分けて書きますが、最初のうちに書いておくこととして、キャラの好みと関係性の好みってやっぱり違うんですよね。私だけかもしれんが。
 このキャラ好きだからこのキャラを軸とした関係性も好き、ないしはこの関係性好きだから関係性を構築してるこのキャラたちも好き、とは必ずしもならないんですよね。もちろんじゃあ嫌いなの?って話じゃなく、それ相応に好きなんですが、キャラと関係性の熱が同じくらいになる例って思いつく限り無いなぁと。

 まあこれに関しては何と無く原因が分かってて、キャラの好みって結構ビジュに寄ってるのに対して関係性の好みは中身に寄ってるんですよね。10:0の話じゃないよ勿論。
 キャラ単体って見た目も中身も含めてそのキャラだけど、関係性って中身だけじゃないですか。いや世の中には顔カプとかいう謎の概念もありますが、私にはちょっと分からないので…そもそも顔カプなんて言葉がある時点でそれがイレギュラーだって言ってるようなもんなので、普通のカプは中身に対してのものだって認識です。

 キャラ推しも中身先行で見ろ!って話なんですが、やっぱ見た目の導入が一番分かりやすくて受け取りやすいからどうしようもないんだよねの気持ち。もちろん作品を享受していくにつれてキャラの中身を知って推しになっていく子も当然いますが、全体的に見て私の推しは中身より見た目寄りだなぁとは思います。どうしようもない。

 

キャラクター

 キャラ単の推しについて話す項です。前述の通り、見た目寄りでの推しが多いオタクですが、本節の主目的は私の好きと向き合う事です。まあ見た目の好みにも向き合うべきなんだけどそれは今はいいので、キャラクターの中身に対する好きと向き合うことにします。ということで本項では(なるべく)見た目から入ってない推しについて列挙します。

 見た目から入って中身も好きになるのはまあ当然のパターンなんですけど、やっぱり見た目が好みだとそのキャラの一挙手一投足が目に付くので他のキャラに比べて中身を受け取りやすいし、見た目が好みっていう自分の中でのポジ要素があると中身に対してもちょっと色付けて見てる感じが無くも無いので、そればっか見てるとちょっと自己分析としては歪むかなぁと思ってます。何も予測してないところから刺された時こそオタクの好みがよく出てくると思ってるので。

笛吹直大(魔人探偵脳噛ネウロ)

 初手男キャラ。前の話を引きずりますが、今回の内容的に男キャラの方がわかりやすいよねって話。私は男でノンケなので見た目の好みは女に寄ってます。その上で好きな男キャラが居るんだったら見た目のバイアスは乗らないよなあと言うことで、キャラクターの中身的な好みを把握する上ではわかりやすい例になるはず。

 ちなみにというか以降もですが、挙げたキャラないしは関係性についてある程度知ってる前提で話すので、読んでて分からんってなったら履修してね。流れるような布教活動。

 さて中身の話に入りますが、何が好きなんって言うと、芯の強さなんですよね。こう書くと月並みな言葉に感じるけど、その軸のブレなさが見えれば見える程いいなぁと思う。

 キャラ付けみたいな話にもかかりそうだけど、笛吹って登場したての頃は傲慢不遜でプライドの高い嫌な奴みたいな立ち位置で出てたけど、最後までそれはあんま変わらなかったんだよね。でも話が進むにつれて、色々なことが起こっていく中でもその立ち位置を崩さずに生き続けたのがじわじわと効いてた。

 プライドって、言葉通りに誇りであって、上の立場としての、キャリアとしての、そして警察としての誇りを持って凛として立ち続けてるのがカッコいいなって。口悪いし小物ムーブするのは本人の性格にも依るんだろうけど逆にそれも相まって決めるときは決める感が出てたので余計に良かった。

 自分を信じてるからこそ毅然としていられるし、その上で自分の信念を貫こうと決して屈することなく周りを引っ張り上げてるのは自分を誇りに思ってるからだろうし、ブレないんだろうなと思う。

 ネウロキャラで言うと、あと笹塚と葛西も好き。葛西に関しては笛吹と同じように強い芯を感じる。こいつは犯罪者だけど。ちょいちょい言ってた、”長生きしたい”とか”犯罪者の美学”みたいなのが葛西の芯の部分だと思うんだけど、その芯があるからシックスにちょっかいかけたりするししれっと生き残ったりするんだろうなぁ。自分が明らかに敵わないと分かってる相手に対してもちょっかいかけるのはある意味葛西の茶目っ気みたいな部分だとも思うし、自分にしっかりとした芯があるが故の行動かなとも思う。ある意味あの世界の中で一番自由だし、強い芯も持っててカッコいいなと思うんですよ。犯罪者だけど。

 笹塚は何だろうね、もちろん芯はあるし、最後までそれを貫き通したんだけど個人的な笹塚の好きポイントは人間味があるところかなぁ。最期に弥子に笑いかけたところが一番好きなんだけど、無感情な感じでずっといて、最後の最後に隠してた激情的な部分を見せたりしたけど、最期に笑顔を向けるのが、上手く言葉にできないけど笹塚衛士という人間の本質に感じて、何か刺さるものがあった。これがキャラクターに対する感情なのかストーリーに対する感情なのかはイマイチわかってないけど、凄い好き。
 笹塚と言えばで出てくる怪盗Xなんだけど、やっぱり最期のありがとうの締め方が良いなと思ってる。吾代も言ってたけど、Xとしてのありがとうだし笹塚としてのありがとうでもあって、笹塚の物語もあそこで初めて完結したものだと思うから、そこも含めて笹塚が好きだし、そこまで人間に歩み寄ったXも好き。

 

諸井佐保(アサルトリリィ)

諸井佐保 - アサルトリリィ wiki - atwiki(アットウィキ)

 早くもメインコンテンツに来た。まあ実のところキャラ単で推しが色々と居るかと言われればノーなんですよね。作品全体に対して好き嫌いの評はするし好きな作品沢山あるけど、特定個人に強く感情向けることはあまり無くてな。その上で初手ビジュ推しのキャラを避けると尚更。

 じゃあ佐保様ビジュ推しじゃないんか?って言われるとまあ普通に首を縦に振ります。嫌いーとかじゃ勿論ないけどこういうタイプは好みでも無いというのもまた事実。じゃあ何が推しポイントなんだのお話です。

 佐保様推しポイントは半分くらいはギャップかなーという感じ。見た目相応のお嬢様気質で普段も振舞ってるけど、大事な場面で自分をさらけ出すように激情的になるのがかっこいいなぁって。日葵が関わるとああなるのでわかりやすい女ですよ。

 純粋に私のタイプがイケメンな女なので、ああいうムーブをされるとちょっと弱いよ。一番印象深いのがやっぱ舞台のノインのシーンだけど、あそこでお嬢様らしさと激情的な部分を一緒にお出ししてきたから、余計にその差が如実に見えたから尚のこと感じるものがあったね。実はギャップに弱いのかもしれん。

 

一之宮・ミカエラ・日葵(アサルトリリィ)

>一之宮・ミカエラ・日葵

 アサルト二人目。佐保様は舞台一つでグサッと来たけど日葵様は結構じわじわ効いてきた感じ。

 日葵の好きポイントは心持ちとか信念の強さかなぁ。最初こそルド女に来たばっかは他のメンバーと上手くいかなかったりで苦しいタイミングだったり、ゲヘナに狙われたり幸恵がテンプル辞めたり教導官が暴れたりで散々だったけど、その中でもリリィとして戦うこと、自分の理想を追い求めることを諦めないで居続けたのが凄いなぁって。

 これでもかってくらい悉く自分のやりたいことが出来ないでその上で脅威が迫ってきたりしてもういっぱいいっぱいになりそうなのに、自分の使命を捨てずに立ち続けてるのが本当にかっこよくて好き。そろそろ報われてほしい。

 

月神楽(拡張少女系トライナリー)

拡張少女系トライナリー 3RD ANNIVERSARY

 そろそろビジュ押しの様相が出てきた気がしないでもないが続いては神楽。

 神楽に関しては正直推し、と言われると難しいんだけど、この場で入れておかなきゃいけない子ではあるので。自分でも神楽が推しなのか神楽を取り巻くトライナリーの文脈が推しなのか正直分かってない部分はあるんだけど、好きではある。

 置かれた境遇に自分の使命、真実との乖離に悩んだりしながらも自分の記憶と、ココロと向き合っていった姿は凛然としててかっこいいなって。楽曲オタク的にはソラノキヲクにぶっ飛ばされたのでそれもあるんですけど、神楽が神楽自身の言葉を紡いでくれた感じがして好きなんですよね。

 ただやっぱり難しいところもあって、トラのコンセプト的にもやっぱり神楽の実在性って部分が凄くあって、ある種色んなコンテンツの中でも群を抜いて人間味があるような子だなって(神楽に限らずトラの面々も)思ってるんですが、それ故に受け取る側のオタクとしては受け取り切れてない部分が多すぎて俺はまだ神楽を何も知らないになる。

 人間味が強い分、やっぱりそれ相応に色んなものをこっちも受け取って咀嚼する必要があるんですけど、トライナリーの履修がどうあがいても不完全になるので、そこは越えられない壁があるし、何か足りないと自覚してる以上推しだ、好きだと手放しに言えないめんどくさいオタクを発揮してる。

 

萬容(ワールドダイスター)

萬 容 | ワールドダイスター公式サイト

 ビジュ好きです(迫真)。まあビジュ入りしたのは8割くらい事実なんだけど、それ以上に好きポイントがあるのでピック。

 容の好きなところはちょっと言語化するの難しいんだけど、自己の境遇に甘んじてるように見えてどこか枯れているような姿が好きです。キャラ要素というよりシチュとして好きな要素に近いかもしれないけど。似たような話が関係性の項で多分死ぬほど出てくる。

 自分の限界も役割も知っていて、今落ち着いている場所が自分に一番求められている立ち位置だってことを理解してるからそこを動かない、動くべきじゃないと思ってるけど、心の奥ではどこかそんな自分が嫌になってるようで、そこから脱出したい、一歩踏み込みたいみたいな想いを渦巻かせながらも何も動けずにいる…こんな姿がどうしようもなくもどかしくて好きなんですよね。

 

乃木園子(結城友奈は勇者である)

 今一番ホットな子です。まあゆゆゆの推しはご先祖の若葉様なんですが…

 先日、幻の本追憶の園子を読んで解像度が爆上がりしてからちょっと結構見方が変わりました。

 そのっちって普段からふわふわしてて天然みたいなキャラだけどその実聡明で頭が切れて周りをよく見てる子ではあるんだけど、全体的な印象としてはやっぱりはっちゃけてるイメージが先行するから私の中のイメージとしても大体そんな感じでした。

 ただ、追憶の園子を読んで、私分かっちゃったかも…になりました。上述の印象はそうなんだけど、そのっちの楽観的というかふわふわした部分が、本人の性質はもちろんあるけど、それと同時に自分の心を隠すための振る舞いであることも分かって、抱えきれない想いを必死に抱えて取り繕ってそれでいて皆に悟られないように、乃木園子として立ち振る舞っている姿がちょっと心に刺さってしまった。

 

余談

 逆にあんま刺さらんなーってキャラの話ですが、まあ具体名は上げないというか特定の誰かということでも無いんですけど、行動原理がその人の善性にあるキャラがあんまり刺さらんなーと気づいた今日この頃。行動原理の主体が自分に向かなくて、誰かの為に、何かを助ける為にで行動しているキャラがビビっと来ない。

 行動原理が自分の為、自分が望むことを叶えるためっていうエゴを見せてくれた方が人間味があって好きかなぁってなる。表層的な部分はともかくとして、あまり表に出さなくても何かしらのタイミングで色々な言動が自分のためにかかってるようだと良いなあと思う。世のため人のためみたいな行動しておいてその根っこは全部自分の為、みたいなのだと結構感じるものがあるかもしれない。

 あくまでキャラ単体の話であって、関係性になるとまた話は変わってくるけどそれはまた後で。

 

関係性

 キャラクター同士の好きな関係性について書く項です。わざわざキャラクターと分けてることからも分かるように、キャラクターの好きと関係性の好きは全然違うんですよね。最初にも言ったけど。人にもよるかもしれんけど少なくとも私は推しキャラが推しカプにもいる例が少ない。上にあげた推しキャラも日葵以外はカプで考えてるキャラ居ないしなぁ。

 推しカプの好きな要素を挙げて自分の紐解く会なので、推しカプを羅列しますが、関係性を考えるのってコンテンツ自体に対して結構深度が必要なので挙げる作品に偏りがあります。露骨。
 しかしこのブログは好きな関係性発表ドラゴンではないので少し趣向を変えて、マジでなんも知らんけどこの関係性何か感じるものがあるな…みたいなのも挙げてます。理由が分からんけどなんか引っかかっているのを紐解いていくこともまた自己分析だよ。

 

吉村・Thi・梅 × 白井夢結(アサルトリリィ)

 アサルトベストカップリング。最初にリンク貼ってる前のブログでも書いた関係性ですが、あっちはちょっと遠いところから書いてるのでもう少し近いところからあれ好きこれ好きを書いていきますが、ゆゆまいの一番好きポイントは梅様なんですよね。キャラ推しの話じゃないけど、ゆゆまいの本質は梅様に寄ってる。

 ゆゆまいの核は梅→夢結が届かないところなんですよ。想っても想っても届かなくて辛くて苦しいのに自分を押し殺して相手の幸せの為に諦めようとする姿が本当にね。あと2回くらいこの話がこの先どっかで出てきます。俺の好きな関係性の要素の答えはこれ。無限に募集中。

 梅様がマジで夢結の幸せを願いすぎててそのために自分の想いを捨てようとするのが良くないんですよ。本当に良くない。でも想いを捨てきれてなくて永遠に燻ってるのが凄い良いんですよね。でもゆゆまいってそこで終わらなくて、今現在絶賛進行中ですが夢結→梅の線がしっかりしてきたんですよね。関係性は双方向性である必要はないというのが私の見解ですけど、まあ双方向の方も色々美味しいのでいいよねではあるので。一方向から双方向へと遷移してるから一粒で二度おいしいゆゆまいは最高です。

 

日比野羽来 × 一之宮・ミカエラ・日葵(アサルトリリィ)

 アサルト次席カップリング。ゆゆまいその2です。日比野羽来も日葵の幸せの為に声を殺して嘘の想いを伝えて一人で泣いてる女なんですよね。俺も泣く。マジで日葵大好き過ぎるくせに大好き過ぎて日葵のこと優先しちゃうの本当にいい子過ぎて良くない。

 ここのカプは日葵→羽来もあるんだけど、ベクトル違うから双方向じゃなくてすれ違っちゃってるんですよね。そこの乖離がまた羽来ちゃんを苦しめちゃうんですよね。そこがいい(カスなオタクの発言)

 成就する想いはもちろん分かりやすく良いんだけど、成就しない想いってどっかで堰を切って爆発する場面があるのでそこが強いしやられるんですよね。ゆゆまいでは歴戦乙女だしわくひまは最後の電話のシーンだし。感情の爆発ってまあ関係性に関わらずおいしいシーンなんですけど、関係性になると3割増しくらいで更においしいシーンになるので、そういうシーンがあるとやっぱ刺さりやすいのかもしれない。

 それはそれとして、わくひま単純に状況が辛すぎて救いがねぇ…になってる。ゆゆまいは夢結が梨璃と契ってそれは夢結の救いになってるわけでして。まあそれが梅を更に苦しめる要素にもなってるんですが、梅から見れば、大切な人が幸せになってるっていうところで、隣に自分は居ないけどそれはそれで一つの願いが叶ってはいるんだよね。でもわくひまって羽来が日葵のためを思って身を引いて見送ったのに日葵も日葵で羽来のもとを去った先で幸せにはなってないんですよね。もちろん日葵もルド女で大切な仲間を見つけてるけど理想を叶えられたわけじゃない。それは羽来にとっても日葵にとっても報われない話だなぁというね。つまり日葵がイルマに戻ってきて羽来と一緒に戦うルートもまだまだ可能性はある。素晴らしいね(?)
 ここのカプはまだもうひとふた山あるはずなのでそれを見れる日が今から楽しみです。でもハッピーエンドにはならないんだろうなあ。

 

安藤鶴紗 × 一柳梨璃(アサルトリリィ)

 アサルト3番手カップリング。前二つとはベクトルは違うけど一方向カプ。一方向とは言うが≠片想いではある。ニュアンスの違いだけど言語化は難しい。それと、別に反対方向が0だという話でもないのは前提として。

 鶴紗が梨璃に対して抱いてる感情は梅や羽来がそれぞれ相手に抱いてる感情とはちょっと違うなという体感。鶴紗にとっての梨璃はある意味救いの象徴みたいなところがあって、ちょっと大仰にいうと敬愛に近い感情かなと思ってる。前二人は友愛。もちろん100それって話じゃないけど割合的にはその要素が強そうな体感。ちなみに梨璃→鶴紗は友愛なんだけど、梨璃は全体的に友愛のベース値が高いのでその中で特別な感情を見出すのが難しいなぁって常々思ってます。悪か女ね…

 それまでずっと一人きりだった中で臆面もなく救いの手を差し伸べてきた梨璃に対して光を見るのはまあ至極当然の流れであって、そこの火力が強いから俺はこの関係性が好きなんですけど、マイナスに相対するプラスってその差が当然大きくなるんで2者関係間での感情の起伏が大きくなるから見てるこっち側としても良いなって思うんですよね。さっき言った感情の爆発にも通ずるところだと思うんだけど、そこのインパクトがどれだけ出てるかでこっち側の感情の動きも左右されちゃう。

 ここまで、そういう感情の大きな起伏が出るイベントがあった関係性を挙げてましたが、そういうイベントがまだ無くても将来的にそれが予想できるような関係性も好きになるんですよね。アサルトだとあかひめとかがその気があるので注目してます。もちろん予測できるためにはそれ相応の根拠となる事実は必要なのでそこにたどり着くのにもコンテンツへの練度が必要だったりする。

 

ラモーナ・ウォルフ × カトリナ・グリーベル(ワールドダイスター)

 アサルトパート終わってワーダイパート。ワールドダイスターベストカップリングです。8割くらいゆゆまい。マジでここはゆゆまい。

 自分の失敗を苛んで一人で抱え込んで逃げるように劇団を去ったカトリナと、カトリナをずっと見ていて手を差し伸べられる位置にいたはずなのに救い出すことが出来なかったラモーナの構図、マジでゆゆまい。よそのカプを引き合いに出すなって話なんですが、ゆゆまいに脳を焼かれたオタクなのでマジでゆゆまいだ…ってなってる。

 ラモカト、まあ元々気にしてた関係性ではあったけど、コンテンツ自体がまだ浅いのもあって、これゆゆまいだ~~ってするのも早計だなって思ってたんですけど、正月イベでラモーナがちゃんと自分のエゴの部分を見せつけてきたおかげでこの関係性がカップリングになった。

 推しキャラ余談の項で話したところにも通ずるんだと思うんだけど、エゴって感情だから、そこ見せてくれるとより関係性に人間味が出るんだろうなぁって思った。ラモーナ自身は結構色んな人に優しくしてるし、カトリナに対しても旧知の仲だから、積み重ねた時間はあれど、優しくするのはラモーナ本来の性格による部分が大きいのかもしれないなって思ってたけど、あそこで’自分が救いたかった’ってエゴを見せてくれたことでこの関係性を確実なものにしてくれた。
 思えばゆゆまいも守護天使でそういう感じの部分を見せつけてきたのが俺にとって何か引っかけたのかもしれん。あの当時はカップリングとかいう概念自体あんま持ってなかったのでそこまで注目してなかったのだが。

 ラモカト、正月イベで同時にカトリナ→ラモーナの匂わせしてたし、ちゃんと直接そういう感情をぶつけるパートがまだ来てないので、いつか来るその日がすごく楽しみです。そして怖いです。アサルトはだいたい事故みたいな遭遇でやられてますが、ここに関してはほぼ確でデカいイベント控えてて既に構えてるので恐ろしいですね。

 

鳳ここな × 静香(ワールドダイスター)

 ワーダイ次席カップリング。ここのカップリングは正直今まで見たことない特殊な例なのでどう考えていけばいいか難しいですけど、確実に味はしてるのでよく分かんねぇけどうめ~とか言ってる。

 何が特殊かって同一人物だからねぇ…。ここの二人というか特に静香については分からん部分が多いから何とも言えないところもあるけど、構成要素を丁寧に紐解いていくと結構面白いんですよね。静香はここなのセンスで、’ここなの成りたい姿’でもあって’ここなが抱えきれない想いの体現’でもある。ここなから見れば静香は自分の理想だし、逆に自分の暗い部分の象徴でもある。アニメでもあったけど、静香はここなに無い負の感情を持ち合わせていて、そこが静香の気の強さとかで現れてるんだよね。ここな自身としては静香が自分の負の感情の体現であるとは思ってないけど。

 ある種プラスとマイナスの関係性であって、たづりりの項で述べたような感情の起伏が大きくなる関係性でもあるんだよね。実際アニメ11話とかはここな→静香の方向性で感情の落差を見せつけるような話だった。ちょっと語弊を生むような言葉になるけど、ここなの感情がプラスからマイナスに変遷するようなイベントだったから、感情の起伏という点では大きいかなって。

 ここしずのおいしいところはそこだけじゃなくて、静香→ここなの匂わせも色々やってるところだよね。オペラ座とかメモワールもそうだったけど、明らかに舞台への渇望、光を求めてて、でも自分はあくまでここなのセンスだからって思って舞台には立たない。ここをどう捉えるかは難しいところではあるんだけど俺はある種ここなに対する憧れに近しい感情かなと思ってる。
 光り輝く舞台に立つここなに対してそれを影で支える自分。そういう役回りであると自覚してるし、そうであるべきだと思ってるけどどこかでまたここなと一緒に舞台に立ちたいって思いがあって、良いなって思ってる部分がある。憧れというより羨望の方が適切かも。嫉妬とかはちょっと違う体感だけど、静香は負の感情の体現であるからそういう気があるかもしれない?まだ匂わせレベルだけど、マイナスからプラスへの変遷になる可能性を秘めてて、ここもまた将来的に何かあるよなぁと期待してる。

 

萬容 × 烏森大黒(ワールドダイスター)

 分かりそうで分からない関係性です。最初に言っておくと、ここは2番手の関係性です。俺の好みの順ではなくて。容も大黒も恐らくというかほぼ確で1番手は初魅なんですけど、だからこそなのかはわからんけどこの二人の関係性に何か感じる。

 中身に入る前に2番手カップリングのお話ですが、私多分2番手カップリングの方が好きな傾向にあるんですよね。逆張りカスオタクなので。ゆゆまい、たづりりとかは明らかなんですが、公式的には別の1番手カプがあって、ここって扱い的には次点なんだろうなっていう関係性は割とあって。こういう2番手カプを好きになるときって基本私は1番手より2番手の方が強いと思ってるから推してるんですが、容と大黒はそうじゃないんですよね。

 どっちにおいても、容はまだ何とも言えないとこもあるけど大黒はあからさまに初魅とのカプがメインだし俺もそこの方が強いと思ってる。でも容と大黒の関係性に感じる部分があるんですよね。

 絶賛Eden2章が公開されてちょっと見識が深まったところもあるんですが、ここの二人ってお互いがお互いを救ってる部分があるんですよね。容は大黒の悩みを諭すようにして重要な一手への手がかりを渡してたり、大黒は容に対して後ろから背中を押すような形で助けたり。結構この二人がお互いに与えた影響ってその後にも大きく響く重要なきっかけにもなってるんだよね。

 私は割と原初主義なので、この動きに対しても結局のきっかけは初魅が居たからだよなあという結論に帰結することもできるし、初魅の存在が両者にとってクソデカいのも分かるんですよ。ただ、no/w/hereもbet on faith?もEden2章もそれぞれ救いの手を差し伸べるのって初魅にはできない立場だなって思う部分は結構あるんですよ。

 容にとっても大黒にとっても初魅って大きい存在だけど、ちょっとだけ距離感というか立場的な差を設けてる感じがあるんだよね。言ってしまえば対等じゃない関係性。事実として対等じゃない、というわけでは無いと思うんだけど、容も大黒も初魅に対してそう思って少し距離とってる部分はあると思う。

 それに対して容と大黒の関係って対等だと思うんだよね。Edenとしては先輩後輩の関係ではあるんだけど、距離感的には同じ立場に立って関わってる感があって。その関係だからこそ救いの手を差し伸べられた部分があるのかなぁって思ってて、この事実はある種お互いがお互いにとって唯一の存在であるっていう証明なのかもって思ってます。唯一性って関係性の根拠としてはすごいデカいので。それがお互いの人生のきっかけに関わってるってなるとまた関係性の根拠が増すのかなぁって思ってます。

 

千寿暦 × 千寿いろは(ワールドダイスター)

 引き続きワールドダイスターからですが、ここからは関係性の最初に書いた’なんかわからんけど何か感じる関係性’のコーナーです。千寿姉妹はデカめのイベントが想像できないことも無いけど現状出てる要素だとまだ確度は高くないかなぁ…くらいの関係性。

 姉妹って血縁だから切っても切れない関係なので味付け次第でめちゃめちゃおいしくなるんですよ。でも今の千寿姉妹って素材はめちゃめちゃ良いんだけど現状揃えられてる調味料だとちょっと至高の一品を作るには足りないかなぁな状態。

 全てを持って生まれた姉と全てを持たず生まれた妹の構造、大体持たざる側が苦しむことが多いかなって思うんですけど、ここは逆なんですよね。いやいろははいろはで苦しんでるんですけど、こと関係性においては今はそんな関係ないと思ってるので放置。んで、演劇の名家に生まれた以上当然持つ者はそれ相応の立ち居振る舞いが求められるわけで、暦自身その重圧で苦しんでるんだけど、持たざる者として生まれたいろはは千寿家として銀河座の役者として居る道を外れて色々あって今は電姫で自由にやってる。
 家の名を一身に背負って心身共に削って役者として生きてる暦と、仲間や友達とやりたいことや演技を自由にやってるいろは。この対比構造ってある種凄い残酷なもので、やりようによってはめちゃめちゃおいしくなる要素だと思うんですよ。

 でも問題なのは暦→いろはが、好き好き大好きいろは全肯定オタクなところなんですよね…いろははいろはでお姉ちゃん大好きだし非常に姉妹仲が良好でよろしい。普通はそっちの方が全然いいんですけど、ちょっと私的には残念なんですよね…闇のオタク。

 でも、ラモカトも可能性薄いかもなーとか思ってたら急に爆弾投げてきたしまだワンチャンは眠ってると思うので今後に期待してます。現状だと多分いろはが暦に対して責任感とか色々感じてどっかで爆発するルートが濃厚なので、それでいいので千寿姉妹の感情のやりとりを見せてくれ。個人的には暦がいろはに対してあれこれ抱えて闇を晒してほしいんだけど、暦は絶対いろはに対してそんなこと思わないしたとえ思っても絶対にいろはには言わないので。

 

伊地知虹夏 × 後藤ひとり(ぼっち・ざ・ろっく!)

 ちょっと分かるかもしれない関係性。ここの好きなところは両方が光なところです。オタク異常怪文書もとい以前書いた自分のカップリング論で書いた話ですが、カップリングをおいしくするのってマイナス感情だなって思うんですよね。マイナス感情って言葉は割とざっくりしててアレですが、自分に対してでも他人や世界に対してでもなんでも、ネガティブな感情を包括して指してます。

 んで、ここの関係性って両方が光にも闇にもなるんですよ。暗闇一人鬱屈と生き続けたぼっちを光へ引き上げた虹夏の構図と、夢を語れど上手くいかずに閉塞しかけてた虹夏に光を示したぼっちの構図が両立してるんですよね。

 どっちも自分や取り巻く現状に対して何かを抱えていて、それを払拭したいと思ってても打開できずに居た中で光に出会うわけで。正味片側でも十分いい関係性足り得ると思ってるんですが、これが相互に与えあってるのがこの関係性を更に良くしてるかなぁって思います。

 同じくカップリング持論で挙げた話ですが、その人にとっての救いの出来事って当然ながら当人にとってはめちゃくちゃデカい出来事なんですよね。救われることはそれまでの自分を壊して新たな道へ進むことになるので。そのきっかけになった人が大きな存在になることも至極当然の流れなんですが、ここの関係性はお互いがお互いに救われてて、そりゃ強いよねってお話です。

 

高坂麗奈 × 黄前久美子(響け!ユーフォニアム)

 なんも分からん関係性その1。最近アニメを一通り見て、これ書いてる時点で絶賛3期放送中なんですが、ここに何か感じるなぁと思って挙げました。コンテンツへの練度があまりにも低くて言語化が難しすぎますが。

 正味ここの関係性が好きなんじゃなくて単純に高坂麗奈が好きなだけかもしれないんだけど、あの女カッコいいんすよ。実力高いのはもちろんだけど、それと同時にめちゃめちゃ自信家というか、自分のやってきてること全部を肯定して生きてるような女なんですよね。言い過ぎかもしれんけど多分そんな感じ。
 一方で久美子は自信が無いというわけでもないけど、当たり障りない立ち居振る舞いで居続けてるからまあ色々と人間関係が微妙になってたりしてたりで。

 二人の起点になったのは中学のコンクールの話なんだけど、あそこで泣けなかった久美子と涙を流した麗奈の構図がそこから高校に入っていって、どっちも泣くに変わるんですよね。ここの変遷を見ると久美子が麗奈に引っ張り上げられる形で変化してて、それって麗奈の熱に充てられた証明でもあるんですよね。

 熱量のギャップを埋めて引き上げられるだけの影響力と関係性がここには存在してるんですよ。でもその存在の中身について俺はまだ汲み取れていないので何も分からない。純粋に麗奈に対する羨望が強いのかなぁっては思うけど。

 じわじわと関係値が更新されていく系の関係性は長い目で見るなら面白いんだけど刹那を生きるオタクとしてはあまりぶっ刺さりにくい感はある。だからこそ気づいたときにはなんかいい感じの関係性のにおいを感じてその正体が分からないまま話が進んでいくんですよね。多分これ。

 

西條クロディーヌ × 天堂真矢(少女歌劇レヴュースタァライト)

 なんも分からん関係性その2。アニメしか見てないから本当に何も分からないんだけど、何か感じたんですよね。何も分かんないけど。ああいう互いを高め合うライバル的な関係性はまあベターだけど良いよねって話はある。

 正直履修したのそこそこ前であんま覚えてないので考えようが無いとこもあるんだけど、上だと思ってた存在が自分のことを対等に見てるって事実は結構本人としては衝撃的かなって思うんですよね。感覚的にはアサルトのかえふみとかに同じ匂い感じてるけど構成要素が違い過ぎて気のせいかもしれない。

 自分と相手が同じ立場にいるって事実より、その事実を後のタイミングで知ることが重要で、それを知ることで相手が自分を見ていたって事実が露見するんですよね。相手を上に見てたってことは感情のベクトルは憧れでも諦めでも色々あると思うけど、何かしらは思ってるってことではあるんだよね。その相手が自分のことを見て同じように何か感じてるって事実はもはや両想いじゃん。想いのベクトルが一致しないときもあるだろうけど、少なくともここの関係性においては同種のものだったので。

 こういう関係性はいいなって思うんですが、なんでこの二人に何か感じたかはなんも分からん。気のせいかもしれん。なまじアニメ自体は割と流しで見てたのでそこから急に引っ掛かりを覚えたのも不思議でならないけど、何かあるんやろなぁ。いつか解を見つけられるでしょうか。

 

余談

 普段、カプ名の左右とかなんも気にしないで字面と語感だけでカプ名を叫んでるオタクですが、今回はちょっと気にしました。自分の中で明確にこの子はこっち、っていうのがあるわけじゃないですが、それとなく気にかけてみました。

 

総括

 さて長々と推しの好きな要素について書き連ねてきましたが、総括としては一つにまとめるのは無理だな!というお話。思考放棄。まあ別に一つにまとめる必要はないのだが。

 思考放棄はさておき、書き連ねた上で俯瞰して真面目に考えると、たぶん俺は人間味のあるキャラが好きなんだなぁって思う。関係性に起こしても同じく。
 やんわりとキャラと関係性それぞれ書いたことの共通項を挙げると、キャラに関しては芯のある人間が好きで、関係性に関してはマイナス寄りの感情が包括されてるのが好きなのかなって思う。もちろん全てには当てはまらないけど。

 

 芯のあるキャラの話だけど、そのキャラの芯って当然だけどそのキャラを構成する大事な要素であってアイデンティティなんですよね。一本デカい芯があると、それだけでそのキャラがどんな生き方や信念を持ってるかって大体わかるんですよ。それをブラさずに大切にしてるっていうのは自分自身を大切にしてて、自分の経験したこと、成したことが自分自身の証明だっていう自信みたいなものを持ってるのかなって。そういう部分に凄い人間味を感じて良いなって思ってるのかもしれない。

 でも、人間味ってそれだけじゃないんだよね。それが関係性の項にも繋がってくるんだけど、ちょっと悪い言い方をすると自分本位の考え方も人間味だと思うんですよ。エゴね。マイナスの感情がここに掛かってくるんですが、マイナス感情ってベクトルはどうあれ自分が起点になってて、場合によっては自分自身に向いてたりもするんだよね。

 個人的な意見かもだけど、当人にとってマイナス感情ってプラス感情よりも強いものだと思うんですよ。ある種の枷みたいなもので、マイナス感情が強いほど自分に対する感情が強いのかなぁって。嫉妬とか怒りの感情って、特定不特定問わず別の対象が居ないと成立しない感情だけど、その本質って’自分の方がいい’みたいな、主体が自分にかかってるものだと思うんですよ。自己愛にも近いのかなぁなんて思ったりもするけど。

 これはある意味マイナスの中のプラス感情みたいなものかなって思いますが、逆に劣等感とか自分を卑下するような感情はマイナスの中のマイナス感情かなと。感情の総和としてマイナスに向かってるのはどっちもそうなんだけど、自分に対するベクトルがプラスかマイナスかの違いかなという所感。でも、どっちにしても自分に向く感情の大きさの比重は大きいと思うんですよ。だからこそマイナス感情ってエゴであって人間味を出すような要素なのかなって思います。

 

 マイベストカップリングのゆゆまいの話するんですが、まあ当該項でも書きましたがゆゆまいの本質って梅→夢結の想いが届かないことだと思ってます。でも届かないだけじゃなくて、それに対して梅様が本音の部分で想いの火を消してないところがこのカップリングを良くしてる要素なんですよね。梅は確かに夢結の幸せを願ってるし、今の夢結が幸せだからそれでいいと思ってるのは確かなんだけど、その上で自分が救えたら、自分が隣にいることが出来たらって思ってるからこそ、私はこのカップリングが好きなんですよ。この’自分が’、’自分だったら’って感情こそがそのキャラの人間味であって、私が好きな要素なんだと思います。

 最初に言った通り好きな要素を包括した一つの結論を出すことは無理だし現にそれに当てはまってないのもあるけど、多分私の好きな要素で一番大きいところはこの’人間味’の部分かなって思います。キャラ単体にしても関係性にしてもそういう部分があると受け取る側としても心惹かれる部分があるのかなって。

 

 結局なんか抽象的な結論になったし人間味といっても曖昧な表現だなぁって思わなくもないですが、それとない感じにまとまったと思うので今回は〆です。どっかにも書いたけど、言語化することはもちろん大事なんだけど自分の直感のままに受け取るのも良いのかなっては思います。変に言語化するとそれに当てはまらない、分からない物に対して一歩引いたところから見てしまいそうなので。

 オタクは刹那的に生きるものなのでいちいち全ての要素に対して冷静に分析してこれはこうだから良いってやる必要性も無いよねとは思う。直感で受け取って味わってから理性で処理することが出来ればまあ程よい感じで良いのかな。
 理系脳なのでなんとなくじゃなくてしっかりと落とし込みたい気持ちもあってこんな散文を書きましたが、直感的に良いと思ったものは良いんだよってのもあったのでまあこんなもんなんだろうなぁって。また見識が深まった時に改めて振り返ってみれば直感でしか感じられなかったものもまた何か言語化できるかもね。その時まで自分の直感を術にしてコンテンツを受け取るのも良いと思いました。

 これで自分の中で本当に整理がついたか分かんないですけどひとまずは。ふとした時に気づくことも多いから定期的に向き合うようにしようかね。オタクやってて最近思うのは、その時その時点の感情って大事だなっていう話なので、今の時点での私の推し感についてはこんな感じですよ、くらいのものになってればいいな。将来的に読み返したときにこの時はこう考えてたんだなって振り返られれば上出来だと思います。

 

 

2024年4月29日