ルックの掃きだめ

怪文書倉庫

創作の話

 創作に関するあれこれの話。私の創作遍歴だったり、創作論だったり、最近のホットトピックに首を突っ込んでみたりします。

 なんで急にそんな話?って感じですが、まあ最近ちょっと公式との向き合い方を考える日々が続いたので自己整理も兼ねつつ。ちなみに創作だなんて言ってますがこのブログで書かれる”創作”の前には基本的に(二次)が付きます。オタクなのでね。

創作遍歴

 さてまずは私の話。いやずっと自分の話ですが。
 私も創作を始めてかれこれ10年くらい気まぐれに気の赴くままにやってますが、昔の純粋な気持ちはどこへやら…というくらいにはひねくれオタクになってます。

ルック/Hru - pixiv

 私の創作の有象無象が集った今見ると顔を覆いたくなるようなものもある支部です。昔の自分を恥じるな。今の自分を恥じろ。
 ツイッターとか、私自身が見えるところで支部の垢は基本載せないのですが(こんな人間がこんな創作してるのかと紐づけられるのが何と無く嫌なので)、最近はこんなカスアカウント見てる奴らならまあ大丈夫かーの気持ちであまり気にしなくもなってる。こんな場末のブログ見に来てる奴らなら大丈夫かーの気持ちです。

 私の創作のメインは絵と小説です。それはそれは昔、DTMに手を出したこともあるんですが、圧倒的音楽センスの無さに絶望して鍵盤を折りました。別に絵も小説もセンス無いんですが、音楽は本当になんか自分で受け入れられなかった。

 お絵描きの話ですが、まあ初めは子供の落書きレベルで当時好きだったカービィを描いてました。今も好きだよ勿論。今も昔も変わらず好きなものを何と無くで描くだけなので永遠に画力が向上しませんが、それにしてもマジで上手くならないので本当にこっちもセンス無いんだなぁと思いながら描いてます。まあ数が足りなさすぎるのもそうなのですが。

 カービィはまあ見た目の通りに死ぬほど描くのが簡単なんですが、如何せんそこら辺しか描いてこなかったので、人を描くのにめちゃめちゃ苦戦しました。今もしてるわ。根本的に構造が違いすぎてマジで分からん。

 機材なんて概念の無い小学生時代でしたが、中学のどっかくらいで兄からペンタブのお下がりをもらって晴れてデジタルデビュー。色鉛筆でせっせこ塗ってたのがとても楽になりましたね。その分線引くのが5億倍難しくなりましたが。ペンタブで線引くの難しくない?ぶれっぶれだよ

 画力は上達しないくせにいっちょ前に形から入る悪いオタクの私は、色数の多い色鉛筆を買ったり、1週間くらいで挫折したコピックを買ったり、大きい方が描きやすいやろガハハとか思って気持ちでかめのペンタブ買ったり、フリーソフトでも機能を使いきれてないのにクリスタを買ったり、買って2日でゲーム専用端末になったiPadとApplePencilを買ったりしました。ほんとにお前さぁ。

 さて小説の話ですが、これはちゃんときっかけを覚えてて、いにしへの時代、SNSなんて大して普及してなかった気がする時代、掲示板とか個人HPとかが隆盛していた時代、クソガキの私はとある個人HP(だったと思う)にズブズブでして、そこの一角に掲示板的なのがあって色んな人がいろんなテーマで板建ててたんですよね。その個人HPはカービィ関係のアレで、まあ私は当時からカービィ好きだったのでその流れで辿り着いたんですが、同じように同好の士が集まってるわけでそういう話題ばっかだったんですね。んでその掲示板に所謂SSの板があって、そういうのを見て面白いな~とか思ってたらまあ自分も書きたくなるよねって話です。

 掲示板に投げた記憶は無いですが、そんなところをきっかけに小説を書き始めました。小説はイラストと違って手を出しやすいので、小説の作歴を見るとハマったコンテンツがわっかりやす~~~ってなるのですが、やっぱ表現のしやすさっていいよなって。絵と違ってぱっと見で上手い下手って分かりづらいし、今やスマホ一つあれば誰でもいつでも文字を打てる時代なので敷居も低い小説って良いなって思ってます。もちろんレベルを上げていこうと思うとそれ相応に大変ですが、私はそんな真面目に取り組んでないので関係ないです。頭の中の物語をそのまま放流するだけだよ

 画力があったら絵のほうが表現の幅は広いと思うし色々やりたいな~って思うこともありますが、画力が無いので門前払いされて小説に逃げてます。楽しければいいんですよ。

 次項で私的創作論の話をしますが、絵にしろ小説にしろ、私はやりませんがその他の創作にしろ、自分の考えを形にしてお出しするのって普通に面白いんですよね。SNSとかはそれが自分という人間により寄ってるけど、創作になるとそこが客観的になるだけで本質は変わらないと思ってます。お前もお前の頭の中を曝け出せ。楽しいぞ。

(二次)創作論

 さて創作論のお話。タイトル通り二次創作の話です。一次創作は基本しないのでね。基本私の中での創作ってこうだよねみたいな話をしますが、文脈的な話なので大体小説においての話だったり。絵に文脈を載せれるほどの技量がないのでね…

 創作において私がまず第一に意識してるのは、実現性の話。≠現実性ね。実現性ってなんぞやって話ですが、これは対象とする作品や世界観において、描きたい事象が起こる可能性の高さのお話です。まあ当然だろって思うんですが、世の創作を見てるとどうにもそんなことも無い気がするんですよね。他人の二次創作とかほとんど見ませんけど。

 この実現性の話、創作する側だけじゃなくて見る側もここを自然と考えてると思ってて、極論ですが自分の中の実現性のラインを越えたらそれが所謂”地雷”になるのかなって思います。AB論者にとってBAは実現性から大きくかけ離れているので。

 でも実際、この例で分かるように実現性のラインって人それぞれなんですよ。ABが実現性のラインに乗ってる人も居れば、BAが実現性のラインに乗ってる人も居るし、ABもBAも実現性のラインに乗ってる人も居ればABもBAも実現性のラインに乗ってない人も居る。だからこそ創作は難しいしゾーニングがどうとかみたいな話にもなる。

 例え自分が全く持って受け入れられない話でも、それを書いたやつはそれが作中で起こり得ると考えてるから書いてるのかもしれないわけで、結局人それぞれでしか無いんですよね。

 やや話が逸れましたが、私は書く時に実現性を意識してますよってお話です。結局”自分の中で”この事象は確度が十分にあるだろうかっていう判断に過ぎませんが。でもやっぱりトンチキな話を書くのは違うよね。そのトンチキのラインも人それぞれなんで(以下略)

 でもオタク、絶対に実現しない話を妄想するのも好きなんですよ。それがifストーリーです。実現性のラインには絶対に乗らないけど、それはそれとして見たい話ってやっぱりあって、そういうのをifとして昇華するんですよ。私も稀にやります。

 ただ、ifにもラインがあると思ってて、ifっていっときゃ何でも許されるわけじゃねーぞ!って感じなの本当にめんどくさいなって思います。いや俺以外はif全部許せるオタクかもしれん…
 そもそも、私はifの話は全部過去の話が起点になると思ってるのでそういうのは別にいいんすけど、所謂現パロとかクロスオーバーみたいな話は違うよなぁになる。俺はそこをifとは思わんけど、ifとして括ってるのを見たことがある…気がする。気のせいかもしれん。

 ifって大方パラレルワールドと同じで、どっか一つのきっかけや選択が本編と違ったら、みたいなもんで、世界観丸ごとひっくり返したりするのはそれはもう別の作品じゃね?になっちゃうので。2個も3個も選択をいじるより一つ大きな部分を変えるだけの方が分かりやすいよなーの気持ちでifは考える。一つの違いによってできた本編と創作の世界の差は、そのまま変化させた違いそのものが本編でどれだけ重要かを物語るものでもあるので、それを示すのもまたifの味かなと。

 ifの話に逸れちゃいましたが、やっぱり創作において世界観の維持って大事なので、それをするためにも実現性の指標は大事だと思うし、ifにも限度はあるよなというお話でした。

 

アウトプットの話

 創作における心情のあれこれの話がありましたが、それを受けて実際アウトプットするときに考えてることのお話。
 あんまよそ様の創作見ないしどう考えてるかも見聞きしたこと無いんで分かんないすけど、大体おんなじ感じじゃないかなぁとは思ってるけど。

 まずはメインに据えるキャラを考えるよね。心持ちとしてはメイン一人だったりするけど、書くうえでは動かしづらいので話の主軸には二人以上を置きがち。主軸が一人だとモノローグがちになるから書きづらいし多分読みづらい。いやモノローグパートはよく書くんですけど、それだけになっちゃうとちょっとね、っていう話。

 次に一番書きたいシーンを考える。まあオタクは常に無為な妄想をしているのでふと浮かんだシチュエーションからちゃんと文章にするか~となることが多い。自動的にキャラも決まるのでお得。

 結局二次って俺の考えたこのシチュエーションを見てくれ!の会なのでそこに辿り着くまでは前座だし書きたいシーン書いたらもう適当にエピローグを付けて終わらせがち。

 エピローグはさておき、前座パートは前座なのに全体の半分以上を占めるので蔑ろにするのも難しいよねと思いながら必死にメインシーンに辿り着ける道筋を考えてます。筆力足りないので大体辿り着くころにはメインシーンがちょっと変わる。ちゃんとプロットとか立てた方が良いんだろうけど、二次創作なんて脳内妄想博覧会でしか無いので、その労力をかけるよりも脳内をストレートにお出しした方が私は好き。別にめんどくさい訳じゃないよ。

 メインシーンに行くまでの前座に説得力が無いと、結局メインが薄くなっちゃうので前座もそれなりにひねり出すんですが、インプットが足りないので説得力のある前座が分からない。アサルトの話をすると、大体人に怪我を負わせたりしてるので戦闘シーンを書くんですが、どこまでちゃんと書くのがいいのかなと思いながらダラダラと書いてる。動きのあるシーンを文字だけで書くのムズイよね。

 ちなみにお絵描きの話ですが、文字と違って描きたいもののイメージはしやすいので、それをどう頑張って描くかを頑張るだけですね。頑張って出来たら苦労しねー。技術と練習の積み重ねですがマジで一生上手くならない。練習してないからか。

 

結び

 なんか色々書きたいことがあった気がするんだけど書き始めるとこんなんだっけって内容になっちゃったね。舞台感想とか書く時も同じ事象に襲われてる。メモ取るの大事。

 公式との向き合い方を考えるためにこんな感じで書きましたが、向き合えてるのだろうか。

 2次創作の本質って、公式が書けなかった話を書くか、公式が書かなかった話を書くもんだと思ってて、まあ後者はifになるんですけど、前者は過去の話だけど実際本編軸でも起こってる(ことが示唆されてる)話だったり、まだ書かれてない未来の話とかをオタクが勝手に妄想して埋める行為なんですよね。
 別にそれが全てじゃないしそうであれ、という話でもないけど、私はそういうもんだと思ってるしそうしたくて書いてます。

 だからこそ、公式がお出しするものを享受してそこから自分の妄想を馳せ広げるのが創作なんですけど、公式がお出しするものを受け入れられなかったらどうなん?っていうのが今ぶち当たってる問題でした。

 それを受け入れずに書くのは、良し悪しの話じゃないし別にいいんだけど、全部がifになりかねないなぁと思います。別に受け入れられない部分には触らなければいいんだけど、そうもいかん話もあるので…

 まあ二次創作なんて所詮オタクの戯言だしifだろうが何だろうが受け入れられないなら帰れ!俺は俺の書きたいもの出してるだけだ!ってものなんで勝手にしろというものなんですけどね。それはそれとして公式にはなるべく真摯でいたい人間なので私が一人で勝手に苦しんでるだけのお悩みでした。

 このブログで自己整理をしたうえで、改めて自分の創作スタンスでどう公式と真摯に向き合うかって考えたかったんですけど、基本公式に準拠すべきな思想の持ち主なので、公式との乖離が発生してる時点で俺はもう無理かもしれないになってる。

 まあ、公式との乖離が発生してるような物事で創作意欲が湧くわけも無いので、そこがあからさまにぶつかることは無さそうですが、この先コンテンツが進んで避けられなくなることは全然ありそうなんだよねぇ。この話書きたいけど公式がお出ししたカスの既成事実に阻まれるみたいなアレがいつかありそう。その時を震えて待ちます。嫌だが?

 今回は終わり。創作に引っかけて好きなシチュ、カプの要素の話もちょっと自己整理のタイミングが欲しいなと思ってるのでいつかまとめておきたいの気持ち。カプに関しては前にそれっぽいの書いたりしたけど具体的なあれこれというより一般化した話だったので、もうちょい踏み込んでね。

 

2024年3月26日

旅行Log 2024.03.04〜2024.03.08

 

 

 2024年初旅行記録です。今回は西へ西へと足を伸ばして広島、香川に行きました。前の大阪京都の旅行からさらに西です。最西端踏破記録更新ちう

 聖地巡礼も兼ねていました。聖地巡礼記録はこちら

hrurukku.hatenablog.com

 

1日目

 毎回恒例Fry Away...は窓側席取れなかったので陸から。

 そのまま広島へ。初上陸の地

 夕方の便だったのでそのままホテルへ。いつも通り安いホテルでしたが結構広くてびっくり。今まで泊まった中でも1番広かったんじゃないかな。値段変わらんのに。

 広島っちゅーことでね。ホテルのすぐ近くにあったお店へ。食べ方がイマイチ分からんかったので雰囲気で食ったけど美味かったね。

 飯食って終わりでもいいかなと思ったがせっかくなので夜の広島城へ。

 夜の城、落ち武者とかで出てきそうですよね。1日目はほぼ移動のみで終わり。

 

2日目

 地獄の2日目の開幕だ

 広島2日目の初手は宮島です。流石の観光地、朝っぱらに言ったのに割と人がいましたね

 これは鹿

 ということで宮島といえば、厳島神社の大鳥居。天気が芳しくなかったのでどんよりしてるけど。

 厳島神社本殿(多分)。世界文化遺産に土足で踏み込みました。

 神社仏閣恒例のおみくじ。吉。

 正面から。干潮だともっと近づけるらしいが雨だったのでこのくらいの距離で。まあ海に浮かんでるのを見たかったのでこれで良いのですが。

 どこでも見るような五重塔。色んなとこにあるね。

 宮島離脱して飯。お好み焼き2日目。

 市街に戻ってきて観光。原爆ドームです。

 天気がよろしくなかったけど、これ雨ざらしで風化しないんかね。

 平和記念公園の慰霊碑。慰霊碑の奥に原爆ドームが見えるように作られてるのを初めて知りました。

 噴水が置かれてました。

 これはなんか見かけた謎の鳥。何こいつ

 広島城昼の姿

 広島城からやや北東側に行くとある縮景園。全然知らんけどそれなりに有名らしい?

 なんか分からんけどこういう庭園に行くことが多いな。

 これは早咲きの桜。3月頭にもう桜が咲いてるのかぁの気持ちです。こっちは5月とかなんでね

 庭園系に来ると毎回それっぽい写真を撮ろうと割と結構写真を撮るんですけどどうもパッとしないんですよね。

 これは鯉の大集合。

 訪れた駅舎を撮るのもよくやるんですが、盛大に工事中。青森行った時も工事してたな...そんな駅舎の工事にあたるもんかね

 とりあえず広島駅って書いてる画が欲しかったのでさっと撮ったけど地味やな

 ところ変わって岡山県。新幹線はお高いので電車でゆるりと移動したけど岡山までで3時間くらいかかりました。遠すぎんだろ。本当は岡山寄る予定は無かったけど時間あったしどっちみち乗り換えなので途中下車。

 岡山名物デミカツ丼うどん屋で出してるやつだったのでオマケでうどんが付いてます。これから香川行くんすけどね...

 飯食うだけもなーと思って周り探したら割と駅チカにあった岡山城。これは裏側から撮ったやつだけどこっちの方が見栄えいいんだよな。

 正面写。レインボーにライトアップされてたので色んな色になってましたが夜に青紫系色は中々ラスボス感あるね。

 岡山から1時間ちょっとくらいで香川は高松へ。香川の地を踏むのは念願だったので凄い嬉しかったね。

 これはホテルへの通り道で見かけた高松城。中に入れなかったからわからんけど、これ天守なん?あまりにも物悲しいですけど…

 お宿。広島の宿が広かった分狭めに感じたけどこれが普通なんよな。

 

3日目

 3日目は朝から移動。電車までやや時間あったので高松城拝んでってやるかとおもったけど入場料かかるそうなのでスルー。そんな時間なかったのでやむなし。

 軽く電車に揺られて坂出市の方へ。ゆゆゆ聖地巡礼旅のスタートです。細かい聖地巡礼記録は最初に載せた別記事で。

 オタクと合流してから駅から10分くらいのうどん屋へ。香川初うどんです。岡山で期せずしてつまんだけど。店内には岸田総理のサインがありました。総理になる前の肩書だったけど。俺も眼鏡かけてるし大体岸田文雄かもしれん

 坂出駅に戻ってバスに揺られて瀬戸大橋記念公園へ。バスの時間ギリギリすぎてうどん食って全力ダッシュしました。こういう観光地然してる準田舎みたいなところだとバスの時間が微妙過ぎるのが難点。逃したら次1時間後ですとかになるのでここは厳格にいかねばならない。

 

 瀬戸大橋記念館のお隣にあるマリンドーム。半野外で舞台と椅子もありますが、特に何もなく入れました。今も何か使われてんのかね。

 立派な橋ですこと

 瀬戸大橋記念館の上にある展望台。瀬戸内海も見えますが、この真ん中にあるやつ何ですかね。ただの座る場所?

 瀬戸大橋記念館。割とデカい。バスのしがらみから小1時間で撤退。

 坂出駅に戻ってから少し南下したところにある春日神社。香川に春日神社何個かあるらしくて場所調べてる時ちょいちょい別の所が引っかかったり。

  

 それっぽい道ですが、別に神社内というわけでも無く、一般道なのだろうか。

 春日神社からバスを乗り継いで丸亀市へ。坂出駅戻ってから電車で行くのもアリかも。

 駅前で自転車を借りてすぐ近くの丸亀城へ。こいついっつも城行ってんな。

 天守はあんな感じですが、結構高い所にあって立派な石垣の上にそびえ立ってます。

 香川の街並み。瀬戸大橋も見えますね。

 天守の一段下。あと2段くらい下あります。

 丸亀城も程々に、チャリで15分ほど飛ばして丸亀市のお隣宇多津町の宇夫階神社へ。うぶしな、と読みます。変換で出てこない。

 

 わりかし現代チックな装いだなと思っていたら隣に昔ながら感あふれる建物が。何なんでしょうかね。

 現代チックな方の中。暗いから入っていいのか怖かったですが中に賽銭箱がぽつんと置かれてたので入りました。暗い。

 神社からそのまま北上して海側へ。季節外れの桜が咲いてるなと写真を撮りました。たぶん季節外れと言うほどでもないんだろう。

 桜の写真の奥に見えてた建物、ゴールドタワーです。割と周りに比べて場違いな高さ。営業時間終わってたので上には登れませんでしたが瀬戸内海を一望できるとか。

 ゴールドタワーのすぐ近く、宇多津臨海公園へ。海沿いということで瀬戸内海といえど風が強かったですね。

 瀬戸内海。立地的に奥に見えるのは岡山県なのかな。全然関係ないんすけど、この海と柵の感じ見て青森行ったときの事思い出しました。ワールドダイスターの話をしたいね。青森行った話は書けて無いので。

 海沿いを西へ進んで再び丸亀市の方へ。気づいたら結構暗いですね。こちらは太助灯籠。立派な灯篭だけどなんの為の建造物なのかよくわからん。道を照らすものだったにしてはこれしかないけど、他は撤去されただけなのだろうか。

 夜も更けてきたので飯。香川名物らしい骨付き鳥です。オタク-アクスタ写真しか無かったので乃木若葉を添えて。骨付き鳥には”おや”と”ひな”があって、おやはしっかり硬め、ひなはふんわり柔らかめで結構食感に違いがあります。甘ちゃんなのでひなのほうが食べやすくて好きです。ごめん若葉。

 飯を食ったらそのまま丸亀市を電車で脱出し、観音寺市へ。着いた時に写真撮ってなかったので昼間の写真で。

 本日のお宿は界隈で有名な若松屋さん。ゆゆゆのオタクもとい勇者が足繫く通う地です。こちらも昼間の写真ですが、飯食ってから丸亀市離脱したら割と遅くなってしまったので到着してまあ早々に明日に向けておやすみを

 しようと思ったら恐ろしいものに出会いました。ゆゆゆ界でも随一のレア品です。若松屋の番頭さん、とても良い方でしたし沢山の勇者をお迎えしてきただけあって色々とお話してくれたんですが、これあるよって言われた時あまりにも予期してなかったせいで思いっきり変な声出てたし死ぬほど興奮してた。旅の醍醐味は不意の好事にありますからね。
 隣のオタクをほっぽりながら2冊熟読して3日目は終わり。本格的なゆゆゆ巡礼のスタートです。

 

4日目

 朝もそこそこに、チャリに乗って観音寺周遊の旅へ。親切にも若松屋さんから自転車を貸していただけたのでお借りしました。出発してすぐには観音寺名物の三架橋。また通る道なのでほどほどにして通過。

 チャリで北上する事20分ほど、稲積大社と書かれていますが稲積山の下の方へ到着。山の上にある高屋神社を目指します。

 チャリどこまで乗り入れられるか分からんので適当に置いて登りました。高屋神社と書かれた鳥居があるのでここがゴールですかね。

 そんな訳はない。山の上にあるとは聞いてたけど、こんな立て看板置かれるくらいにはちゃんと山道なのか…と打ち震えていました。まあ観光地なので舐め腐ったヤツが痛い目見ないように強めに書いてるんでしょうけど。

 車で来ようなんて甘い考えは捨てろと言わんばかりの門構え。これから始まる道のりの凄みを感じますね。
 ここでめちゃくちゃ大事なTipsですが、写真じゃちょっと見づらいですがカラーコーンの右側に竹っぽい棒が沢山投げられてたりするんですが、これ多分登る人用の杖です。お遍路の杖みたいなあれ。マジで使った方が良いです。普通に知らんくて登りました。降りてきてこれ貸し出しの杖なんじゃね?ってなった時は隣のオタクとゲラゲラ笑ってました。

 参道入り口にもあったように1.5km程の山道を登りました。この上がゴールですが、40分弱くらいかかりました。引きこもりオタクには厳しい。
 立派な階段がお誂え向きに置かれてますが、山道は全然整備されてないし坂急だしで普通にきついです。山の標高が400m程らしいですが、400mってこんなきつかったっけ…の気持ちです。マジで杖あったら3倍くらいは楽。たぶん。

 しかして、苦労して得た景色は値千金のもので、観音寺の街並みを一望できるこの景色は中々に圧巻です。昨日までのどんより天気に対してやや天候にも恵まれ、達成感と共に晴れ晴れとした気持ちです。

 高屋神社名物の天空の鳥居。鳥居の中には観音寺の街並みに海沿いに伸びる有明浜、そして瀬戸内海まで臨めます。この唯一無二の景観は今までボチボチ旅行をしてきた中でも随一の綺麗さを感じました。

 鳥居が有名ですが、本殿はこんな感じ。まあこんなもんか…?しかしこれいつの時代に出来たんですかね。鳥居も本殿もわりかしきれいめですが、流石にいにしへの時代にこんな山の上に立派な神社建てようとはなってないんでしょうか。

 神社仏閣恒例のおみくじ。まさかの自販機スタイルの新たなおみくじの形を見せられましたが、結果は小吉。苦労は運勢に反映されない。

 なんかそれっぽい写真。観光案内に使っていいよ。

 限界オタクの限界図。もちろん実際にこんなにぜーはーじゃないですが、気持ちはこんな感じ。天空の鳥居から下民を見下すのも程々に帰路につきます。登りの3倍きついです。下りなので速度と重力で足への負荷が5割増し位でアタックしてきます。登りで疲弊した足に恐ろしい追い打ち。マジで杖、大事。

 ちなみに、皆が皆この山道を登ってるわけでも無く、歩きルートとは反対側には車で上まで登ってこれるルートもあります。車運転できる人はそれで十分。わざわざ歩く理由も無いよ。

 山道往復3kmちょいで足をボッコボコにした後は自転車の恩恵に大層あやかりながら一気に南下して観音寺駅東側にあるうどん屋、つるやさんへ。

 有名店という事でお昼時といえど平日の店内はたくさん人が居ましたが、店員さんの鬼の捌きで爆速提供されました。肉ぶっかけうどん、とても美味しかったですね。

 駅前に戻ってきて改めて観音寺周遊。これは駅前通りにかかってる橋。金が乗ってます。

 市内をふらふらしつつ、観音寺市の観音寺へ。市名は”かんおんじ”ですが、お寺の名前は”かんのんじ”らしい。

 観音寺のすぐ近くには琴弾八幡宮が。寺のすぐ近くに神社あるって中々珍しい?

 琴弾八幡宮の本殿はこちらも山の上にあって、高屋神社と比べれば全然ですけど疲弊しまくった脚には結構きつかったです。階段しっかり整備されてるので楽な方ですが。

 本殿の裏をちょっと抜けると、有名な銭形砂絵の展望台へ行けます。本当にこれ砂で出来とるんかというくらいには結構しっかりしてたね。

 ちなみに下からも見れます。何も分かんねぇ。

 琴弾八幡宮の神幸殿。こっちは山の上じゃなくてさっきの鳥居くぐってまっすぐ行ったところにあります。参拝とかはこっちがメインで済まされそうな感じなのかね。

 琴弾八幡宮の隣は公園になっており、こんなのが見られたり。なんだろうこれ。庭園?庭園に縁がありますね。

 琴弾公園から西へ向かうと瀬戸内海に面した有明浜に出ます。夕日がきれいなスポットらしい。昼だけど。

 写真右の山が稲積山。この画像じゃ多分ブログに載せると見えないけど山頂にはさっきの天空の鳥居が見えます。こう見ると割と高いところ登ってんなーの気持ちになる。

 まだ昼だと言ってたらじわじわ陽が落ちてきましたね。夕日がきれいに見れるまで留まるつもりも無かったのでこれ以上は無いけど。

 市内ぐるっと回って再び三架橋へ。まじまじみると結構立派です。

 とまあここら辺で一区切りして、少し休憩してから晩飯へ。骨付き鳥2日目。雑に美味いし酒も進むので晩飯には良いね。

 飯を食ったら再び三架橋へ。夜はビカビカにライトアップされてます。

 橋なのでまあ川にかかってるわけですが、水面に綺麗に反射してていいですね。周りが結構暗いので余計にライトアップの明るさが際立つ。

 こんなところで4日目も終わり。若松屋2泊目。ロビーにはこんなのも置かれててスゲーなの気持ちです。1日で観音寺周遊しましたが、高屋神社の負担がえぐかったです。よく生きて帰ってこれた。

 

5日目

 飛行機の都合で朝起きたらそのまま直帰です。グッバイ観音寺。

 電車乗り継いでバス乗って高松空港へ。行きは広島空港だったので未踏の地でした。四国の基幹空港だと思ってたけど結構小さい。

 到着から保安検査締め切りまで20分くらいだったので雑にうどんをかき込んで香川を後にします。

 さ ぬ き

 恒例Fry Away... 多分瀬戸内海。

 乗り継ぎだったので本日2回目のFry Away... 窓側取れなかったので離陸前。こんな感じで最終日は移動オンリーで終わりです。寒暖差で辛かった。

 

総括

 今回は4泊5日で広島と香川観光をしました。特に香川はずっと行きたいなって思ってたのでようやくいけてよかったです。ゆゆゆオタクになってからの念願だったので実に7年越しにこの地を踏めました。

 今回香川行くのを軸に旅程を組んだんですが、最初は1週間くらいで西日本ぐるっとしたろ~~とか思ってたんですが全然無理だった。2泊3日で九州グルっとして広島寄って香川徳島あたりふらついたろかなとか考えてたんですけど九州の時点で全然きつかった。九州も行きたいっちゃ行きたいので機会があったら行きたいなと思いつつ、いよいよ時間が取れない人間になるので厳しいかなとも思ってる。

 人生の春休みも終わりを告げようとしていて、ここ1,2年で割と色々旅行行けたので良かったなーと思うのと同時にもうこんな旅行もできなくなるんかなぁと思うともっと旅行しとけばよかったなとも思ったり。まあ金ないから無理だったんですが。

 この先どうなるかは分からないけど、とりあえず俺が存外旅行を楽しめるタイプだという事は分かったのでまた色々と機会があったら巡りたいなと。とりあえず九州を目標に。

 

2024年3月17日

結城友奈は勇者である 聖地巡礼記録

 ゆゆゆこと結城友奈は勇者である聖地巡礼に行ってきたのでまとめです。

 

前書き

 聖地巡礼の話をする前に少し私の話。ゆゆゆにちゃんと触れ始めたのは丁度7年前位。今は亡き伝説のゲームゆゆゆいの配信記念だかでアニメの一挙放送やってたので見ました。たぶんその時2周目だったけどそこからソシャゲに手を付けて原作読んででズブズブしてました。

 当時は今ほど多方面に手を伸ばしてるオタクじゃなかったのでゆゆゆに結構傾倒してましたが、あの頃は若かったので聖地香川なんて遥か遠方の地を踏むことも叶わず過ごしてましたね。

 そんな中でようやく7年越しに聖地を拝みに行けたので良かったなぁの気持ちでしみじみしながら回ってました。

 

 以下聖地巡礼まとめです。地域毎やんわりと。

 

坂出市

坂出駅

 イネス。駅から出てすぐ目の前にあります。
 時間なかったので通過するだけでしたが、閉店しているらしい。銀ちゃん行きつけのジェラート屋さんは結構前に無くなってたらしいですが、遂に店ごと消滅とは…

 駅から少し西に行ったとことに神樹館のモデルになったところがあるらしいですが普通に行き忘れた。悲しい。

 

瀬戸大橋記念公園

 坂出駅から北西方向に行くと瀬戸大橋記念公園があります。こちらの写真はマリンドーム。勇者たちの慰霊碑があったところです。瀬戸大橋はちゃんと現存してますね。

 中心から慰霊碑側を見た図。正面1列目の5つが西暦の四国、諏訪組の勇者達の慰霊碑ですね。ぐんちゃん… そこから一つ、向かって右側の区画一番左は銀ちゃんの慰霊碑になります。

 

 マリンドームのお隣には展望台があり、わすゆでは勇者たちが戻ってくる祠に、ゆゆゆではそのっちが友奈達を呼び出した場所になってます。丁度真ん中の高くなってる部分がそのっちが寝てたベッドになるのかな。

 謎の虹オブジェ。アニメでも1カット映ってたり。西側にはわすゆのラッピング自販機が置かれていたそうなのですが、普通にそっち側を通らなかったので気づきませんでした。悲しい。

 

春日神

 坂出駅から南に少し行ったところにある神社。わすゆ3話では遊び歩いた3人が別れるシーンになってます。

 またね

 神社北側の道は5話で須美と園子が夏祭りに向かった道です。

 シャッターチャーンス

 友達だよ、私たち3人は

 

丸亀市

丸亀城

 西暦勇者達の拠点、丸亀城。右側の柵で行けなくなってる区画はアニメでは舞台になってました。

 下から見た図。舞台に立つ勇者達を一般の人や報道陣たちが見上げてました。

 天守から一つ下に行くと広めの区画。アニメでは若葉たちが模擬戦をやってたり卒業証書を渡してたり。アニメだと桜が咲いてましたが桜の木なんですかねこれ。

 

太助灯籠

 丸亀駅から北側、港の方に向かうとある灯籠です。西暦組が樹海から戻ってくる地点ですが、アニメだと無事に戻ってこれるシーンが無いので、死地になってますね…

 ぐんちゃんは何故か道路に投げ出されるように倒れてました。座標管理しっかりしてくれクソウッド。

 

宇多津町

宇夫階神社

 丸亀市のお隣宇多津町の宇夫階神社。銀の端末を受け継ぐため、勇者候補生が集った場所です。

 あれ、先客? めぶにぼが夜に二人きりで特訓をしてた地(言い方)

 勇者端末の引き継ぎをしてた場所。神社の中に入っていけるの珍しかったので入っていいのかちょっと怖かった。左に賽銭箱があるので問題ないです。

 

ゴールドタワー

 もとい千景殿。防人たちの拠点ですが塔の上に登れる時間過ぎてたので外観のみ

 ゴールドタワーのすぐ隣、宇多津臨海公園。寒空に震えながら弥勒さんが優雅にお茶飲んでました。

 あやめぶデートスポット。アニメで出てきたハートの錠前掛けは見た感じ無さそうだったので撤去されたのだろうか。

 勇者になった直後、夏凜もここで想いに耽ってました。もう甘い顔なんかしない。

 

観音寺市

観音寺駅周辺

 度々映る観音寺の街並み。色々なタイミングで勇者たちがお世話になってる病院もこれ。

 駅から真っすぐ北へ行くと観光案内所があります。友奈のラッピング自販機や、観音寺とのコラボポスター、グッズやサインの展示など盛りだくさんです。メイン所の聖地巡礼マップも置かれていたので参考になるかも?

 駅前通りを東に進んでいくと、かぴばらショップさん。開いてませんでしたが、店前のショーケースにはクソデカ等身アクリルパネルが置かれてます。私が行ったときは友奈と東郷でしたが、ちょいちょい変わるとか変わらないとか。

 更に東へ行くとカラオケ屋。樹の歌の特訓をしたり、そのっちを加えて6人で遊びに来たり。

 少し北へ進むと、界隈では有名だとかそうじゃないとか、スーパーのトマトさん。大満開最終話でワンカットでしたが。

 更に北東方向へ行くと夏凜ちゃんのおうち。普通に一般家屋なので写真怪しいかもしれない。

 そのまま川沿いに出て行くと、夏凜がトレーニングに向かう時に通る道へ。川沿いにに進んでいくとそのまま有明浜の方まで行けます。

 所変わって、観音寺駅から真東方向にはかめやのモデルになったつるやさん。

 女子力うどんもいただけます。店内には観音寺市コラボポスターの他、満開祭り1のポスターも展示されていました。私物と書かれていました。

 

観音寺周辺

 観音寺市の観音寺です。コラボポスターにもなってます。

 観音寺のすぐ隣、琴弾八幡宮は友奈たちが初詣に来ていました。画像2枚目は琴弾八幡宮の神幸殿。本殿は山の上にあります。階段がちゃんと整備されてますが割と距離はある。

 入口目の前の交差点。事故現場。

 有名な銭形砂絵の展望台。コラボポスターになってたり、アニメでは勇者部が猫を探しに来てました。道路を通って登ってくる他、琴弾八幡宮の本殿裏とそのまま繋がってるので実質的に階段で登ることも可。
 展望台では銭形砂絵の観光案内音声があり、ぱるにゃすバージョンもあるのでクソデカぱるにゃすボイスを轟かせましょう。

 山をまた下り、琴弾公園。こちらもコラボポスターで使われています。

 公園内の道。友奈が一人雪の中もがき走った道です。

 公園内にある道の駅ことひきではサイン入りパネルや展示、グッズ販売がされてます。大赦神官にも成れます。

 大赦をぶっ潰す!

 観音寺から少し北には観音寺中学校。讃州中学のモデルです。平日に赴いたので学生たちが部活に勤しんでました。お邪魔にならないようにしましょう。

 そのまま海沿いへ向かうと有明浜に着きます。コラボポスターになってたり夏凜が特訓をしてたり。

 有明浜南側へ向かうと。海沿いに舗装道があります。Aurora Daysで歩いていたり、大満開のKVでも使われています。

 そのまま南に行き、橋を一つ渡ると観音寺港。悩んだら相談。

 ごめんね…

 観音寺港はコラボポスターでも使われてます。良い感じの所に船が停泊してた。

 港から真っすぐ東へ川沿いを進んでいくと、友奈と東郷の家があるらしい場所です。横の建物は裁判所です。

 更に東へ行くと三架橋へ。皆の通学路です。ここまで来ると琴弾八幡宮の目の前なので、一周してきたことになります。

 夜にはピカピカにライトアップされます。眩しい。

 

高屋神社

 観音寺のずっと北の方、高屋神社。山道の入り口にはラッピング自販機があります。自販機裏面はコラボポスターの絵で、山頂に登ればこんな景色が見られるよ!と教えてくれます。

 山頂です。標高404m、山道1.5km程の道でしたが道中の足場がしっかり整備されてるというわけでも無かったので結構きつかったです。裏から車で行けるルートもあるのでレンタカーとか使える人はそっちの方が絶対楽。

 

 友奈の真似。あの限界状況でこんなとこ登ったの異常ですよ…友奈さん…

 

あとがき

 香川での旅程は2泊3日でぐるっと回りました。旅程的な部分は別途旅行ブログで。最後の1日は移動しか出来なかったので巡礼は2日間でしたが、まあ2日もあれば割と回れるかなという感じでした。

 こちらは旅行の起点になった若松屋さん。界隈で有名な某所です。

 特急呪物が置かれてました。7年越しに読むことが出来ました。ヤバい。ゆゆゆで出てる本殆どあるんじゃないかってくらいなんか沢山本が置いてましたのでゆっくり本読みに耽るのもありかもしれませんね。

 割と聖地巡礼ポイントの真ん中くらいに位置してるので普通に色々なところへのアクセスが便利です。行動中にちょっと寄って一休みとかできるので。

 と、こんな感じで各エリアを回りながら聖地巡礼してきました。もっと細かく見ていけば色々ありますし、行けなかった部分もありましたが、概ね良い所は回りきれたかなーという所です。またタイミングが合えば行きたいね。

 

2024年3月15日

2023年振り返り

 2023年も終わりということで本年を振り返る回です。今年頭にブログも始動させたので書いたものと一緒に振り返っていきましょうかね。

 

旅行編

 今年は遠征込みで7回旅行行きましたね。去年が遠征初めてで3回とかだったので随分と増えました。リアル側もボチボチ忙しいタイミングだったんですけど普通にフラフラしてるの面白い。

 全部をちゃんとブログにして書いてないですが、とりあえず書いたものを並べておきます。

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 とりあえず書いたものです。これ以外に6月と7月に東京、11月に青森に行きました。コンテンツのオタクとしてはやっぱ東京近郊にお邪魔することが多いなって感じですが、普通にコンテンツ関係なく色々なところに行きたい欲はあるので時間とお金があったらもっといろいろ行きたいなーって思います。

 2023振り返りなので、行ってよかった場所Best3でも上げていきます。

 

第3位 江ノ島

 こちらは2月の遠征の時に行った場所。観光地といえばの有名どころですが、個人的にはあまり体験したことないような雰囲気で不思議な感覚でした。

 人が多いのはそうなんですが、文字通り島なので(陸続きだけど)海に囲まれてたり高低差が激しかったりだったんですが、なんだかそこの周り一帯で空間が完成されてるような不思議な感覚であー、島ってこんな感じなのかなって得も言われぬ感覚を覚えました。

 まあ島といえど観光地、しっかりと整備されてる部分も多く、江ノ島エスカーなんて有名なヤツもあったりで不便なものではもちろんなかったんだけど、ちょっと奥に行くと断崖が見えたりで島感も感じられたり。

 

第2位 日光東照宮

 9月遠征で行った場所です。こちらも有名どころで、アホみたいに人が多かったです。雨も降ってたし

 今年は何かとこういう寺院系に縁があって、2月の遠征では鶴岡八幡宮に行き、9月に日光東照宮に行き、10月には清水寺とか伏見稲荷大社とか色々と行きました。そんな中で栄えある第2位に輝いた日光東照宮さんですが、まあやっぱり有名どころってテレビとかで見ること多くて、そういうのを実際に自分の目で見る感覚が良かったなーって。他のところもそうなんですがね。

 なんだか全体的に荘厳というか、まあ時代を築いた徳川家康公の関わる建物だからそれはもう大層立派なものだったんですが、細部にかかるまで精緻に建物が作られてて素直にすげーなーって感想でした。

 神社って寺に比べても装飾が煌びやかな感じですが、日光東照宮は特にそういう色が強かった。日光東照宮だけ行っても、綺麗だなーくらいで終わりそうだけど、他の神社とかも見てきたりした分、日光東照宮は際立って華々しいなって感じました。

 

第1位 大阪城

 10月に大阪行ったときに行きました。城は男のロマンだよ。

 城、去年に青森行ったときに弘前城を見に行きまして、記憶の限りそれが城見るの初めてだったんですが、ちょうど石垣工事だかで天守が切って地面に置かれてるとかいうあまりにも残念なもので、もの悲しい気持ちになってたんですけど、今回大阪城でちゃんとした城を見ることが出来て本当に良かったです。

 これぞ正に城!と言わんばかりの、ドデカ石垣に聳え立つ立派な天守閣を見てとてもうれしかったですね。デカくてカッコいい建物は皆好きだからね。

 

番外編 横浜ランドマークタワー

 コンテンツの色を乗せたらぶっちぎりの1位です。2月の遠征の時に行きました。

 言わずと知れた白昼夢の青写真の聖地ですが、本当に作品が良かった分実際にこの目で同じ景色を見て同じ場所に立ってるんだと思うと凄くよかった。聖地巡礼ってこういうもんだよなーと改めて思いましたね。

 

ゲーム編

 元々ブログ始めたのはゲームの感想吐き出す場所が欲しかったからだったり。

 今年は全部で6本ノベゲーやりました。こちらも感想書いたものを並べておきます

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 おや、一つ足りないな?というところですが、書くタイミングを見失ったままの「なつくもゆるる」があります。基本的にプレイ後すぐに書くようにしてますがプレイ終わってからバタついちゃって手を付けられないまま時間経ってしまって書きづらくなってしまった。

 この場を借りて感想書いちゃいますが、ゴリッゴリのSFでぶん殴ってきて難解な部分も多かったけどSF好きなのでとても面白かったね。特殊相対性理論超弦理論に始まる宇宙物理学を軸に話が展開してくけど、ちゃんとSFらしくぶっ飛んでる部分もあったり、伏線もしっかりしてたりで物語としての密度が凄い濃かった。
 結構物理学系の話ががっつり絡んでくるシーンも多いからそこ汲み取れるかどうかでストーリーの読み方も変わってくるだろうし人によってはなんもわからんになりそうだから人を選ぶっちゃ選ぶけど俺は楽しく読ませてもらいました。学が深かったらもっと面白く見れたかも?

 こっちもせっかくなのでBest3をば。

 

第3位 ATRI -My Dear Morments-

 今年1発目にやった作品。アニメ化が決まってたのでそれも込みでCV赤尾ひかるにつられてやりました。

 ロープラ作品ということで分量自体は短めの一本道ストーリーでしたが、ちゃんと主人公の夏生とアトリの関係性だったり心情的な部分をしっかりと汲み取ったうえでストーリー展開がされてたので感情移入しやすく読みやすくもあったからいい作品でした。

 読後の喪失感が大きくて、時間が経てば経つほど尾を引くような作品で今も心にひっかかるようなストーリーでしたね。

 

第2位 さくらの雲*スカアレットの恋

 ストーリーが良いと聞いて買ったやつ。ビジュアル4割評判4割OP2割くらいで手を出してみたけど、前印象以上に面白かった。

 タイムスリップモノという事でそういうSF展開はもちろん期待してたし、そこも期待通りに面白かったけど、それ以上にストーリー全体の展開の仕方とか伏線とかも綺麗で、メリッサルートからの所長ルートの流れは想像してたよりも一手二手上の展開で凄い面白かった。

 

第1位 白昼夢の青写真

 これは初周は去年だったけど、今年Switch版で2周目やったり朗読劇行ったりあったのでねじ込み。

 圧倒的にストーリーの重厚感と伏線の展開や回収が段違いに綺麗だった。オムニバス形式のゲーム構成だったけど、ストーリーの内容自体はそれぞれ絡まないのに、ストーリーを構成する要素要素は本筋への伏線になってるから、各個独立してるのにちゃんと意味のあるものになってるのがよく出来てた。

 伏線回収自体もめちゃめちゃ綺麗で、露骨な回収じゃないどころかそもそもストーリー内で明言して回収される場面が少なくて、でもちゃんと読んでればあそこが伏線だったって気づけるしちゃんと気づかせる作りになってるから、自分で理解した時めっちゃ面白いなって感じられるから凄い。

 正直ストーリー全体の完成度はこれまでやってきたゲームでも随一なのでこれを越えられるものが出るのかって感じもある。Laplacianの次回作も25年とかだった気がするけど、期待もあるが白昼夢以上のものが出せるのかって気持ちもある。ぜひ超えてきてくれ。

 

コンテンツ編

 オタクとして色んなコンテンツを摂取してきた本年です。ホンマか?アサルトばっかだったが...

 さてこちらも今年書いたもの振り返り。ブログ初めだったので遍歴書いたやつもありますが。

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 去年に引き続きアサルト尽くしの1年でした。

 舞台は御台場第3段に始まり、イルマ、ルド女、新章と盛りだくさんでしたね。新章の感想書けてないですが時間見つけて書きたいな。

 御台場とルド女は現地行きましたが、やっぱ舞台は生で見るのがいいねって思いました。もちろんTBOも真実の刃もめっちゃ良かったんだけど、1番ぶっ刺さったのはイルマだったかもしれん。わくひまにめっちゃ脳を焼かれた。ほぼほぼ前展開なしの状態からここまで完璧なカップリングを見せつけられたらどうしようもねぇ...

 新章も今回は第一弾という事で次回も既に決まってる分まだ何も解決しとらんやんけって感じですが、それでもサングリの展開や選抜隊内でも更に成長した姿を見せてくれたり、今までにない絡みを見せてくれたりでこの先の期待値も上がりますね。

 来年も新章2弾、御台場4弾、イルマ2弾と決まってるので楽しみです。イルマはルド女メンツも出るということで死ぬ気で現地踏みたいです。来年も頑張ろう。

 その他コンテンツとしては今年はトライナリーとワールドダイスターかなぁ。トライナリーはブログにも書きましたが、中々に衝撃的な出会いから一気に後追い履修しましたね。こういう追突事故みたいな履修は中々ないのでそういう面でも面白い時間を過ごしたね。ただコンテンツの特性的にどうしても本質を受け取りようが無かったのがやっぱり残念なので何かしらの形でちゃんと履修出来たらいいなと思う。

 ワールドダイスターはアニメ程々に見てたけど気づいたらそこそこ沼ってましたね。ユメステの音ゲー性に惹かれておソシャも手出したけど結果的にそれのせいでコンテンツに沼っていったね。タイミング良かったのもあったが色々と聖地巡礼もできたので良かった。

 書く機会無かったので書きますが、ワールドダイスターの聖地巡礼で青森に行った記録を少し。

 青森県陸奥横浜のナタネ島。ここなが一人で演劇をしてた舞台です。人工島ということで普通にコンクリ(石?)ですが、本当に舞台みたいな場所で面白かったね。風強くてクソ寒かったですが。

 陸奥横浜駅。ここなと静香が東京に向かうために乗った駅です。田舎の駅って感じでしたが普通に利用者はぼちぼち居ました。休日だったからかな。

 聖地巡礼で色んなところ行きましたが、こういう結構離れた場所に行くことは無かったので珍しかった。交通の便は悪かったですが。今回の聖地巡礼で初めて駅舎の無い無人駅を見ました。陸奥横浜駅の1つ前の駅でしたが、マジで初めてでどうしたらいいかも分からんかった。電車降りたら運転士が声掛けてきてなんや?って思ったけど普通に切符渡すフェーズだった。初見じゃ分からんて。

 とまあコンテンツ系はこんな所で。アサルト中心にちょいちょいと新しいものも摂取しましたが、やっぱオタクは楽しいねと思うと同時にやっぱ地方民に人権ねぇなってなった。悲しい。

 

総括

 2023年、リアルがバタついてた割に色んなことしたなって気持ちです。旅行も色々行けたし色んな作品に触れたりも出来てそういう面では充実してたんじゃないですかね。やらなきゃ行けないことは全然ダメですが。

 来年は更にリアルがバタついて流石に今年程色々出来ないと思うけど、時間見つけて頑張って色んなもの摂取していきたいなって思います。頑張ろう。来年もよろしくお願いします。

 

2023年12月31日

ゆゆまい、たづりりから紐解くカップリング持論

 このページは、アサルトリリィLast Bullet メインストーリー 運命のトリニティ 誓いのリコネクトに悪い意味で脳を破壊されたオタクが自己整理と称して怪文書を提示するだけの場所です。
 途中で良くない言動が現れるかもしれませんがそれに対する苦情は受け付けません。知らん。

 

序論

 まずなぜこんな事をブログに書くんだという話ですが、ツイッターに流すと考え無しに垂れ流すだけになるので、自己整理を兼ねて当社比まともな文章を書くブログの形にした方が良いなと思ったのでです。掃きだめらしくなってきた。

 さてそんなカップリング持論をつらつら書き述べるきっかけは最初に書いたラスバレメインストーリー新章一柳隊編のせいです。

 私がアサルトリリィにハマってからそろそろ3年という所になります。昔の話はこちら

hrurukku.hatenablog.com

 アニメでアサルトリリィを知って、そこから舞台を見て盛大にハマって今に至るわけです。導入はアニメでしたが明確にハマったのは舞台からなので、ずっと舞台に囚われているオタクになっています。

 この囚われてる媒体の違い、アサルトリリィにおいてはそこそこ大きな問題で、今でこそ頑張って一本にしようとしてますが、媒体によって書いてる話が違う、なんて話はザラで、アニメも舞台もどちらも一柳隊の結成から描かれましたが中身は全然違います。そうなった時に当然大なり小なり事実の相違が起こるわけで、じゃあどっちが正しいの?と言われてもそれが明言されることは無いしどっちも正しいみたいになる訳で。

 そういう齟齬が発生した時、私は舞台に囚われてるので舞台での描写を基準に考える訳です。

 ここまでを前提条件とした上で、一柳隊のストーリーを見ていきます。一柳隊結成の物語は基本的に3つ。
小説:アサルトリリィ 一柳隊、出撃します!
舞台:アサルトリリィ League of Garden
アニメ:アサルトリリィ BOUQUET

 この3つそれぞれで梨璃が入学してから一柳隊結成までの物語が描写されていますが、どれも差異があります。小説と舞台に関しては、舞台版が小説のストーリーをベースに組み立てられている(と思う)ので大きな違いとしては一部のメンバーの加入が盛大に端折られてるくらいでしょうか。

 まあそこはいいんですが、問題なのはアニメとの差異で、ここで明らかに違うのが鶴紗の加入なんですよね。この点に関しては小説も舞台もどちらでも鶴紗の出自に関わる部分からアサルトリリィの闇に触れつつ鶴紗を救い出すっていう、物語としても大きな転換点になってる部分なんですがそこがアニメで丸々無くなった。

 アニメも勿論尺に限りあるので物語の取捨選択はしょうがないにしても、一柳隊結成の話に留まらずアサルトリリィ全体の中心的事柄にも触れる鶴紗加入の話が全くないんですよね。後半でほんのワンシーンだけ鶴紗がボソッと自分がブーステッドリリィであることを打ち明けてましたがそれだけ。

 ゲヘナ周りの話は結梨の所で触れるから鶴紗の話はいいやろみたいに思ったのかもしれんけど、鶴紗加入の話でゲヘナ周りの話以外にも大きなポイントがあるんですよ。そうですたづりりです。

 小説でも舞台でも、単身ゲヘナの元に向かった鶴紗を救いたい、と梨璃が周りを巻き込んで助けに行くというストーリーが展開されますが、この展開がアニメでは全く描写されていないと。ここら辺はたづりりの項で後述しますが、この話が無くなったことでアニメ時空において鶴紗と梨璃の関係性が凄い希薄になってる。

 

 さて、そんな風にアニメでは雑に処理されてしまった鶴紗ですが、もう一人被害者が居ます。梅様です。

 梅様は夢結と旧知の中で、小説でも舞台でも一緒に行動してたり夢結の動向を気にする場面だったりがありました。アニメでもまああったし正直そこに対してあからさまな扱いの差は特段感じてはいないんだけど、問題なのは鶴紗と行動を共にしていること。

 小説でも舞台でも、鶴紗は常に一人で自分の出自を恨んでは人とかかわることを避け続けてきた子で、(高畑聖咲の話まだ?)そんなすぐに心を許す事ないんですよ。だからこそそんな鶴紗に無邪気に救いの手を差し伸べた梨璃の姿が映えるのであって。なのにアニメでは大した理由も無く梅様と一緒にいるわけで。

 そりゃ梅様は優しくて誰にでも分け隔てなく接する人だけど、そんなくらいで気を許すようだったら鶴紗はあんなに苦しんでないんだわ。それなのに何故か梅様と行動を共にしてるのは違和感しか感じないわけです。どうしてもアニメ本編で描く時間なかったからあまりもの組み合わせましたにしか見えないんだよ。

 舞台でも小説でも鶴紗は梨璃と、梅は夢結と繋がる大事なキーパーソンだったのにその部分を端折った挙句そのどちらでも描かれなかった繋がりを勝手に生やしてきたと。

 挙句なんだ今回のラスバレストーリーは?アニメで大した理由も無く組み合わされ、その後も大きな展開一つなく百合ヶ丘における関係性の最頂点、シュッツエンゲルの契りを結んだ。意味が分からん。

 

 前置きが随分長くなりましたが、今回はそんなたづまいシュッツエンゲル問題に苦言を呈しつつ、ゆゆまい、たづりりについての自己整理を通して私の思うカップリング、関係性についての持論を書き連ねる場所です。

 

カップリング持論

 それぞれのカプを語る前に、まず私が思うカップリングについてのあれこれについて話しておきます。

関係性をカップリングたらしめる要素

 この話をする前に私の中での”関係性”と”カップリング”の定義付けをしておきます。曖昧な言葉なので各々解釈あるとは思いますが、私の中でのこの2語に基づいた話を展開するので前提条件として。

関係性
 これに関しては言葉通りで、2者間ないしは複数人間の関係全般を包括してさしてます。愛情、友情、親愛、怨恨、怨嗟、嫉妬etc...

カップリング
 これは私は関係性の上位互換と捉えています。どんな関係性でもカップリングへと昇華しうるものであり、関係性の中でも特別なもの。

 ここで章題に戻りますが、じゃあ何が関係性をカップリングに、特別にしているのかというお話です。私的にそこを昇華させる大事な要素が2つあって、時間と影響力です。両方あって然るべき、と言うわけでも無いですが、どちらとも必要な要素だとは思います。

時間
 
時間はまあ分かりやすいかなーとは思う。正確に言い換えるなら共に過ごした時間、になるね。強い感情を向け続けていたならもちろん、それが義務的に近いものであったとしても、共に過ごしていた時間が長い程そこの関係性の強さは増していくと思うね。それがプラスかマイナスかはわからないけど。

影響力
 
これは、その人の人生を変えたり、永い苦しみから解放したり、普段のその人からは到底考えられない行動を起こさせたり、そんな感じのやつ。ちょっと漫然としてるけど。カップリングにおいては唯一性が必要だから、影響させた、されたの事実はその唯一性に大きく寄与するものかなぁって思います。

 ところで影響力について、影響を与えた、与えられたの関係性ですが、感情のベクトルとしては与えられた側→与えた側の一方向性が強いですが、私はそれでもカップリングに昇華するには十分かなぁって思います。与えた側が相手のこと全く認知してなかったら別だけど、そうでない限りは無意識だったとしても与えた側の行動に起因してるわけだし。ただ与えた側のベクトルが弱くなればなるほど与えられた側のベクトルは大きくないとカップリングとして昇華するには遠くなるかなとは思う。

 とまあこんな所で、私が思う関係性をカップリングと昇華する要素は時間、影響力であって、その両方(と両者のベクトル)の総和が閾値を超えた時にそれはカップリングとなり得るのじゃないかって思ってます。閾値がどこかは知らん。感覚。

好きなカップリングの要素

 上ではカップリングについて形式的な話を述べてきましたが、ここからが本題。私の思うこんな要素があったらこのカップリングいいな~ってなる要素のお話です。

 ずばりこれは悪感情と救いです。こちらもどっちもあって然るべきというものでは無いですが。ちなみに悪感情に無限にいろんなものが包括してます。

 救いについては前項の影響力でも似たような例を挙げてますが、分かりやすい”影響”だよねというお話。たづりりにおける鶴紗が最大最高の例ですが、ずっとずっと一人で苦しんで誰にも助けを求めずに生き続けてきた鶴紗が梨璃に救われて前を向いて歩き始めたっていう事は鶴紗にとって本当に人生の分岐点であって最大の救いの出来事なんだよね。そういう絶大な影響は大きな感情を生み出すのでとても良いなと思います。

 悪感情についてはまあ本当に好みの話かもしれない。悪というとちょっと語弊があるかもしれないけど、マイナス寄りの感情くらいのニュアンスです。体感ですが、負の感情があった方がよりベクトルの総和は大きくなると感じてます。マイナスがのままでももちろん、そこからプラスに転じた時でもより強い感情が乗るのかなって感じます。

 悪感情の何が良いかって、感情がストレートに乗りやすいと思うんです。好きなシチュの話にもなりますが、怒りとか激情的な場面程その人の本音、本質がそのまま出ると思っているので、悪感情が強い程感情を表出させる場面になった時により大きな感情が現れると思っているのでそれはカップリングとしては凄い良いなと思ってます。

 カップリングの強さは感情の大きさなので、救いも悪感情も、感情のベクトルは違えどより強い感情を生み出す大事な要因だと思ってるからこの2点は特にカップリング考えるうえで大事にしたい要素です。

好きなカップリングのシチュエーション

 前項でも少し書きましたが、カップリングの色が一番出るのは直接感情をぶつけ合う場面だと思います。それはそう。

 大事なのはぶつけ合う状況で、さっきの悪感情の話にも似てますが、片方が大変な状況に遭ってる状況が特に美味しいと思ってます。ゆゆまいの歴戦乙女とか正になんですが、ああいう場面で必死になれるからこそより直接的に感情をぶつけ合うことが出来るかなと思うから好きです。二次だとそこそこの頻度で人を殺し(かけ)てる私ですが、大変な状況の最たる例が死の淵なのでまあ一番おいしい所書こうとするとそうなっちゃうよねっていうカスの思考です。

 でもまあ当然突然窮地になってわーってなるのは良くなくて、そこに至るまでにちゃんと感情を熟成させる場面も大事だと思ってます。

 2項前のカップリング成立要素の時間にあたる話ですが、関係の時間が長ければ長い程カップリングの両者ないしは一方が抱く感情は多かれ少なかれ大きくなると思います。そういう時間があればあるほど直接感情をぶつけ合う場面でよりそこでの言葉の説得力が増すんですよね。

 

カップリングの話

 ここまでツラツラと全体的な私のカップリングに対するお話をしてきましたがここからほんへという事で、ゆゆまい、たづりりの話です。

ゆゆまい

 私がアサルトリリィで一番好きなカップリングです。上で上げた要素全部ある。

 自己整理もかねてゆゆまいの辿った道筋を軽く振り返りながら所感を綴ります。

・中等部での出会い

 夢結と梅が初めて出会った時。戦闘訓練を疎かにする一方で勉強に熱を入れる梅に対して、夢結も梅の信念を汲み取ったうえで諭し、一緒に行動するように。
 梅にとっては日本に来てから(おそらく)初めて出来た仲のいい友人だし、夢結にとっても行動を共にするライバルみたいに思ってただろうから関係としても凄い良好に時間を積み重ねてた時期かな。

甲州撤退戦

 夢結の美鈴との死別、夢結が一人で行動するようになり梅も中々夢結と共に行動出来なくなる。
 梅としては当然夢結の苦しみは計り知れないながらも出来る限り寄り添って守り続けていたいっていう感情の起点かなと。悪感情、とはまた違うけどマイナスな出来事に対する感情ベクトルの変遷の一つだと思うし、この出来事で梅の夢結に対する想いはまた一つ大きくなったんじゃないかなと。

・梨璃との出会い

 梨璃との出会いで夢結はまた前を向いて明るくなった。梅としても梨璃を介して夢結と同じ部隊で戦うことになった。
 事実だけ書くといい流れのようにも見えるがその実梅としてはまあ複雑な感情を抱えますよね。これが悪感情です。梅様だと嫉妬というよりも自分が何もできなかった無力感だったりそういう現実を突きつけられた絶望感とかの方が強いのかなって私感。
 ”自分”じゃなくて”梨璃”が夢結を救ったっていう事実は長い間夢結と共にして隣でずっと見てきた梅としてはやっぱり素直に受け入れられない部分もあるよなって。そういう部分がおいしい

・歴戦乙女のアンサンブル

 ゆゆまいの聖典。大きな戦闘の場面で神宿りで暴走した夢結を決死の覚悟で止めに行く梅。上述の感情をぶつけ合う場面だね。
  多分これだけ付き合いのある二人でもこうやって強く感情をぶつけた時って無かったんじゃないかなって。中等部時代はまあ小さな言い合いとかはあっただろうけど、関係としては綺麗と言うか良いものだったし。甲州撤退戦以降はもう夢結がほとんど拒絶状態だから梅も支えることはあっても夢結に感情をぶつけることは流石にしなかっただろうし。

 夢結がルナトラ発動する前にちゃんと梅に対して信頼を寄せて自身を託してたし、梅もそれに応えるようにして夢結を引き戻してて、こういう点では夢結が前を向いたことでちゃんと梅のことも見れるようになったっていうことが強く出てるのかなと思う。
 でもその背景には梨璃の存在があって、梅としてはやっぱり悔しい。でもそれが夢結の幸せだってわかってるし、そう分かった上で夢結を救うために必死で手を差し伸べられるのは梅の強さだし逆に脆い部分かなとも思う。自分を抑えて愛する者の為に必死になれるのは本当に良いし辛いよね。

 だからこそ、ラストシーンの「今夜は私と踊っていただけませんか?」はある種最大級の意思表示で告白だと思うんですよね。ずっとずっと隣で支え続けて、それでも届かなくて自分じゃないって現実を見せつけられて、でもまた前を向いた夢結の姿を見れて隣で一緒に戦えて。梅としてはそれでもいい、っていう風に半ば諦めの気持ちも込めてそう思ってたと思うんだけど、そんな中で梅が精いっぱい出した少しの我儘がこのセリフだと思うんだよね。激情的なシーンではないけど、この一言に凄い強い感情がこもってるから、感情をぶつけるシーンとして凄い完成度が高いと思う。最高や。

・誓いのリコネクト

 鶴紗を救うため一人無茶をする梅を夢結が止める。歴戦乙女の意趣返し的な立ち位置。
 当該ストーリー大概カスでしたが、この点だけはゆゆまいの話として凄い良いなと思います。今までは梅→夢結への描写が多かったけど、歴戦乙女を経てしっかりと梅に対する想いを自覚した夢結がそれをちゃんと梅に返す構図は歴戦乙女のアンサンブルに対するアンサーとしては凄い良いと思う。梅の動機が鶴紗を救いに行くことなのがカス。

 

 ざっとゆゆまい出会いから現在軸まで拾いながら所感を述べてきましたが、やっぱりここの関係性はいろんなもの包括してて凄いおいしいんですよね。

 カップリング持論で話した要素になぞって話しますが、時間影響力については中等部での出会いの項で書いた通り、時間はもちろん十分に長いし、影響力についても、梅にとっては何も分からないまま単身故郷を救うために百合ヶ丘に来た自分に手を差し伸べて共に過ごしてくれた夢結の存在は一番大きいと思う。夢結も付き合いの長い友人でありライバルでもあって、大きな存在の一人だったと思う。

 救いについては、梅は影響力で上げた部分と概ね同じだと思う。夢結は撤退戦後の部分かな。当時でこそ気づけなかったけどちゃんと今になっては当時梅が隣で支え続けてくれた事実が今の自分を作ってるっていうことは自覚してるし、それがどれだけ大きな事だったかは当事者であった夢結が一番強く感じてると思う。当時は気付いてなかったけど。
 悪感情は上でも色々書いたけど梅様にかかる部分で、夢結を救いきれなかった無力感、悔しさ、悲しさ、そういう部分が時間が経つにつれて大きくなっていってると思うし、そういった感情を抑え込まなきゃいけないってのも一つのマイナスな感情かなって。目の前にいるのに届かない歯がゆさ、視線の先に自分が居ない悲しさ。そういった感情はずっと抱えてきてただろうし今も抱えてると思う。そういう積み重ねがカップリングをよりおいしくします。

 ゆゆまい、これまでの歴史を辿って来ても欲しい所全部やってくれてるので本当に良いんですよね。出会いがあって決定的な出来事から少し離れて、そこからまた戻って来たけど何処か歪んで歯車がズレてるような状態で今がある。一筋縄ではいかないような関係性を示していてそれによる感情の変化も都度描写されてるから何処取っても良いし全ての積み重ねがあって今の感情が形成されてる感じが特に強くて良いんですよ。

たづりり

 アサルトリリィで3番目に好きなカップリングです。LoGでアサルトリリィに沼った人間として個人的にも大きなカプだなぁって思ってます。ちなみに2番目に好きなカプはわくひまです。火力の暴力。

 たづりりを語る上で、ゆゆまいと違って展開が舞台(小説)とラスバレで色々と異なるのですが取り敢えず舞台準拠でのお話。

・LoG

 ゲヘナの命令で単身ヒュージ討伐の遠征に向かった鶴紗を梨璃が仲間と共に救いに行く。原点にして頂点のたづりりストーリー。内容は小説準拠だけど動きと声が着くと本当に違う。

 このシーンで特に大事だなって思うのは鶴紗の絶望感と梨璃の純粋さの差だよね。鶴紗の置かれた状況や死ねない絶望、死にたいと思うほどの苦しみを梨璃の純粋さの一手で救うあのシーンは本当に火力が高い。もちろんあの場に来たのは梨璃だけでは無いけど、梨璃が主導して梨璃が直接鶴紗を救いに来たっていう事実は鶴紗にとっては最大級に大きな出来事なんですよね。正に救いなわけで、安藤鶴紗という人間が一柳梨璃という一人の人間の行動によって大きく変わったっていう事を示す最大の事実がここなんですよ。あまりにも良い。

・TFG,LM

 こちらでは直接たづりりの色んなシーンがあったわけでは無いが、特に鶴紗については言動が色々と独りだった時と変わってるなぁという印象。

 TFGでは同じ境遇の百合亜様を助けたいと思い、鶴紗自らもルド女遠征を望んだ。百合亜の胸中を知っていたわけでは無いだろうが、自分と同じように望まぬ強化を受けた人を助けたいという気持ちはやっぱり自分が助けられて救われたからこそ感じられるものだと思うんだよね。梨璃が私にしてくれたように、私も同じように苦しんでいる誰かを助けたい。その気持ちは言葉通り梨璃が居たからこそであり、鶴紗が救われ変わったことの大きなファクターでもある。

 LMでは琴陽に対して、強化リリィとしての痛み、苦しみを説いた。強化リリィとして独り苦しみ続けて擦り切れて痛みも何も感じなく過ごしていた過去の自分を経て、救われて今の自分がある鶴紗だからこそその言葉に重みも説得力もあるんだよね。世界を恨み、ゲヘナを恨んでいる琴陽の姿を見て、自分が梨璃に救われなかったら辿っていた未来かもしれないと重ねて、その琴陽の絶望を受け止めた上でその先に希望があるかもしれないと琴陽に伝えるのは鶴紗にしかできない。

 

 舞台3作を通して、絶望を抱えた鶴紗が梨璃の手によって救われて希望を持つことが出来て、そうしていく中で同じ境遇のリリィに対して思いを向けることが出来るようになって、救いたいと思えるようになっていったっていう変化の過程がしっかりと描かれてた。
 強化リリィという存在自体がアサルトの世界での大きな軸になってる分、そこに深くかかわる鶴紗の言動の変化は綿密に描かれてて、その根っこにあるのは一柳梨璃っていう一人のリリィの存在だってことも強く示されてるんだよね。

 時間という部分に関してはものの数カ月のレベルだけど、それを無視できるほどに梨璃が鶴紗に与えた影響力が大きい。絶望し続けて死にたいと思ってしまう程の苦しみを抱えていた鶴紗が、梨璃に手を差し伸べられたことでその苦しみから解放されて他の人に救いの手を差し伸べる側にまでなったのは、鶴紗にとって言葉通り人生を変えるほどの救いだったのはこれでもかという程に示されてる。

 たづりり、アサルトリリィの光と闇を凝縮したようなカップリングでとてもいい。闇が深いほど光は強く輝く。梨璃の一手だけで絶大な破壊力を持ってるので瞬間火力が特に高いしその後に与えた影響も高いから、色々な行動のバックボーンにその関係性が見えるのが良い。

 

本論

 さて、ここまでゆゆまい、たづりりを軸に私のカップリング論を書いてきましたが、こんなことを書く火種になったたづまいの話です。

 たづまいに関してですが、カップリング持論の項で上げた時間、影響力、救い、悪感情全部無いです。
 時間は言わずもがな。影響力についても、鶴紗は変わらないというか梨璃のそれが全てのバックボーンになってるのでどうしようもない。梅様に関しても、明確な何かがあるわけじゃない。鶴紗に対する想いを語る部分はあったが、そこが’安藤鶴紗’である理由が無いんだよな。長く過ごしていくうちに、みたいな形ももちろんあるけど、それで昇華させるには時間が足りなさすぎる。

 救いは、鶴紗に関してはメイン新章で見せた強化実験の予後反応による苦しみ。それに対する救いの手は該当するかもしれないけど、結局浅いんだよな。そこが梅様である理由は梅様の生来の性格的な部分くらいしか強いものが無くて、梅様自身の想いで鶴紗を助けに行く、という心情に対する軸が無いから結局梅様である必要性が弱い。シチュエーションと関係的には梨璃が鶴紗を助けた時と似ているかもしれないけど、決定的な違いは救いになる唯一性かなと。下北遠征の時は、本当に鶴紗は一人で(高畑聖咲との関係性は不明なのでとりあえずスルー)そこに救いの手を差し伸べた梨璃は本当に鶴紗にとって唯一の光だったわけで。だからこそ梨璃が救いになったけど今回に関しては、鶴紗はもう一人じゃなくて、そこに手を差し伸べて救いとなるにはより強くて深い想いとかが無いとそれは関係性としては弱い。でもそこまでの強い想いは無い。
 梅様はそもそも鶴紗が救いになり得ないと思ってる。梅様が抱えている問題は故郷の事、そして夢結の事。語られてない何かがあるかもしれないけど少なくとも今の時点ではそこら辺しかないだろうし、そのどちらに対しても鶴紗が救いの手になる可能性は無い。

 悪感情は、鶴紗は救いと同じく予後反応での苦しみは該当するかもしれんが上と同じ理由で無し。梅様はわからん。行方不明の弟と重ねてる説をひっそりと抱えてたけど一ミリもお出しされなかったのでとりあえず無し。

 とまあこんな風につらつら書きましたが普通に芯が無くて受け入れられないって話。序論で話しましたがそもそもアニメラスバレ軸でたづまいが一緒に行動してるのに理由が無いんだよね。梨璃二水楓辺りは入学の時に出会って仲良くなってるけど、それが鶴紗や梅に適応できるかっていわれりゃまず間違いなくNoなんですわ。梅様はまあ明るく分け隔てなく接するタイプだけど、鶴紗はそうじゃない。強化リリィである自分を受け入れられずに苦しみ続けて、ゲヘナから救出されたとはいえ百合ヶ丘でもずっと一人で過ごし続けてた鶴紗がなんも無しに梅様と行動を共にする確固たる理由が存在しない。そこに説得力が無い時点でその後の何もかもが薄くなるんだわ。

 メタ的な話で、普通に鶴紗の深堀する余裕がアニメ出なかったから同じく深堀しづらかった梅様と適当に合わせたって私はずっと思ってるけど、最悪尺の都合は良しとしてもその後のラスバレ展開で、無理やり繋げられたここの話を膨らませに行ったのは普通に意味が分からん。つーかブーフレも歴戦乙女もやってたくせになんでそれほっぽり出してあんなことになったん?

 普通にアニメはもちろんの事ラスバレ展開においても鶴紗と梅の関係性について大きな何かを出すことも無くダラダラと続けていって急にメイン新章であんな話になって理解も納得もできるわけないよねって話。アニメから始まった鶴紗と梅の関係の起点から新章に至るまで、関係性における重要な事実を一切起こさないままに既成事実だけ強引に取って付けられる形になってるからそら芯も無いものになるだろうに。

 舞台信者的には普通に柳3作通して鶴紗と梅の会話シーンすらまともにあったか?ってレベルなのでそういうこと。舞台しか勝たん。

結言

 たづまいは認められん。心情的な部分はもちろん大きいけど冷静に作品を紐解いていってもそこが太い繋がりへと成り得る理由が余りにも欠けすぎててどうしようもない。契る前までだったらまだそこに至る過程で可能性は0じゃなかったと思うんだけど、そこの軸無しに契っちゃったのでもうこれ以降に何言われても一切揺らがないと思う。スカスカの土台の上に成り立っている関係性から何お出しされても底抜けていくよ。

 それはそれとして、鶴紗がお姉様とかデート行きましょうとか言うわけないだろお前安藤鶴紗を何だと思ってる?普通に解釈違いにも程がある。なんなら現状のたづりりでも梨璃に対してデート行こうは言わねぇと思うわ。これから先の一柳隊の展開においてこうして延々と解釈違いの安藤鶴紗が垂れ流されると思うと普通にキツイので割と真剣に身の置き方を考えざるを得なくなってる。本当にどうしてくれるんだ。

 アサルトリリィというコンテンツは今でも好きだし舞台とか追っててここまで熱持ち続けてコンテンツ追えてるのも久しぶりの感覚なのでめちゃめちゃ楽しませてもらってるんだけど、だからこそこうして急に不誠実に話を展開して今までの積み重ねをないがしろにするような展開をお出ししてきたのは本当に辛いです。
 今まで公式がお出しするものは、時間かかるのもあれどちゃんと咀嚼して受け止めてきたつもりですが、こうして本当に受け入れがたいものをお出しされたのは初めてなのでとても困ってますね。ここから入れる保険をください。

 こうしてつらつらと思いの丈を語ってきましたが、お出しされてしまったものをどうにもできないことも分かってるので、受け入れるか自ら身を引くかの2択を迫られてる現状に苛まれる今日この頃です。もういっそ一柳隊編あれで完結ってことにしてくれた方が幸せかもしれない。そうじゃないかもしれない。

 と、言ってますが最近は普通に舞台展開とラスバレががっつりリンクしてるので舞台追ってる人間としてはラスバレサ終まで付き合わざるを得ないので、苦虫を嚙み潰しながら苦言と文句を言い続けて付き合っていきます。

 

付録

 こんなことを書いてる間にも、公式は色々とお出ししてきてて、メイン新章来てから1カ月しないうちに2回死体蹴りされました。ふじの食堂とソロ曲ストーリーです。

 ふじの食堂は、何だろね、普通に辛かった。ゆゆまいを同時に見れた気持ちもありつつそこを引き出したのがたづまいというクソみたいな事実に板挟みにされて死ぬかと思った。メイン新章でも同じような気持ち味わってましたが、ゆゆまい、たづりりオタクは今後常にこんな気持ちに苛まれながらコンテンツを追っていく必要があるのかと思うとどうしようもなくて辛くなります。

 ソロ曲ストーリーはとりあえず担当者をボコらせろ。ブーフレのメモリアイラスト使ってたづまいの話するの普通に頭おかしいんじゃないか?もしかしてブーフレ読んだことない?エアプ?このコンテンツから降りたら?って感じです。普通に鶴紗を暗闇から救い出したの梨璃なのになんか梅様がその立ち位置にいるような書きぶりなのも普通に意味わからんし。ブーフレ読んだことない?舞台観たことない?小説読んだことない?オタクより詳しくなってから出直せ。

 普通にこんなに雑に死体蹴りを繰り返されると思うと本当にこのコンテンツに着いて行きたくなくなるのでやめてほしい。頼むからバレンタインとかそういうところで出すなよ。マジで死にたくなるから。

 一柳隊の今後の展開として確実に甲州奪還戦はあるのでそこでゆゆまいゴリ押ししてくれないと割に合わないのでマジで頼むぞ。アサルトリリィとしても大きな展開になるだろうからそこで悲しい気持ちにさせないでくれ。

 

 コンテンツのオタクとして、キャラクター個人や関係性に目を向けて味わうことは大事だと思ってます。2次元といえど、創作といえどそこに生きてるのは人間なのだから、そこを汲み取ることもコンテンツを受け取る手段の大きな部分だと思うから。
 だからこそ、コンテンツを提供する側にもそれ相応の深さが欲しいなって思うわけです。もちろん万人に受け入れられて納得されるようなものが存在しないことも重々承知だけど、コンテンツを追ってきた人を幻滅させるような展開はやらないでくれると嬉しいなって私は思います。

 

 

2023年12月31日

アサルトリリィ 聖地巡礼まとめ

 気が付いたらアサルトリリィの聖地色んな所行ってたのでまとめです。地域区分は割とざっくり

 

山梨県

甲州市

祝橋(アニメ1話等)

 甲州撤退戦で夢結が戦ってたところですね。勝沼ぶどう郷駅から少し行ったところ。駅前にレンタルサイクルあったので利用しましたが勾配大きいので歩きよりはチャリあった方がよさそう。

勝沼ぶどう郷駅(アニメ5話)

 ラムネを訪ねて三千里。

 駅改札出てすぐに展示スペース。行ったときは気付かなかったので写真無いですが、駅舎内にもドールとかが飾られてる展示スペースがあったらしい。

 駅から少し登ったところには勝沼ぶどうの丘があります。アニメの聖地では無いですがぴちゃんとお夏が訪れてましたね。

youtube

日原商店(アニメ5話)

 夢結がラムネを買ったお店

 店先にはポスター等の展示やサイン。私が行ったときはタイミング悪く売り切れでしたが、ラムネも取り扱ってるそう。

 

 日原商店の近くにある甲州市役所にもアサルトリリィの展示スペースがあります。

神奈川県

藤沢市

藤原駅(アニメ1話,5話)

 梨璃が甲州から百合ヶ丘へ向かう途中道。小田急線から藤沢駅江ノ電に乗り換えて鎌倉へ向かうルート

 江ノ電藤沢駅。夢結がCV星守と高橋の子供にラムネを奪われた聖地です。Heart+Heartの映像中にも江ノ電藤沢駅のカットがあったり。

江ノ島(アニメOP)

 アニメOPで一柳隊の面々が戦ってた江ノ島シーキャンドル。島と言うだけあって海も街並みも一望できるいい場所。

鎌倉市

鎌倉駅周辺(アニメ1話,5話)

 江ノ電鎌倉駅改札前から東西連絡通路を通る道。ここから小町通りへ抜けていきます。

鶴岡八幡宮(アニメ1話等)

 鶴岡八幡宮。ここら辺の見た目は関係ないですが立地が百合ヶ丘のモデルになっています。

 楓・J・ヌーベルとの邂逅の地。鶴岡八幡宮西側の入り口に至る横断歩道です。

まんだら堂やぐら群・名越切通(アニメ1話)

 夢結、梨璃、楓が脱走ヒュージを探してきた場所。写真に写ってる区域は一部期間しか中に入れないみたいなので時期によっては外から見るだけに。私が行ったときは閉鎖中だったので外から。

朝夷奈切通(アニメ1話)

 こちらもヒュージ戦闘の地。さっきの名越切通から距離は結構離れてます。アニメだとそんなこと無かったけどそれは都合的な調整なのかも。

横浜市

横浜汽車道(ラスバレ・ブーステッドフレンド)

 ブーステッドフレンド内で登場した背景図。シナリオ内やメモリアでは横浜湾のコンテナターミナルに居ますが、一般人は多分立入禁止です。

山下公園(ラスバレ・罪なき少女たちのスティグマ)

 こちらもイベント内で登場した場所。背景図やメモリアでも山下公園やその周辺っぽい場所が描かれてたり。

東京都

新宿

東京都庁(ラスバレ・メインストーリー,舞台LM,小坂アナスタシア涼子)

 何かと戦闘の舞台にされてはぶっ壊される新宿都庁。今は多分都庁の展望台も入れると思うのでエレベーターでLと夢結ごっこして帰りは下を見ないで階段ダッシュすることも出来るのかな?私は登ったこと無いので今度の機会にでも。

新宿御苑(ルド女)

 新宿御苑、このガーデンの誇りを胸に抱く。中は普通に庭園みたいな感じでデカい建物とかは無かったので百合ヶ丘と同じく立地だけかね。

お台場(御台場,御台場迎撃戦)

富士見橋(迎撃戦第三部隊)

 言わずと知れたお台場の名所富士見橋。チャーム1本でこの橋ぶっ壊すのリリィすげぇなぁってなります。

新辰巳橋(迎撃戦第五部隊)

 第五部隊が決死の覚悟を決めた橋。橋自体は小さくてすぐ隣の車用の橋の存在感の方が大きい。昔は使われてたのかな。

のぞみ橋(第二部隊)

 貞花がギガント級とタイマンしてた橋。立地的にはお台場中心部っぽいところに位置するだけあって立派な橋。

 お台場は名前通り御台場女学校の所在地ですが、お台場広いからどこが立地モチーフか分からないね。ビッグサイト辺りなのかな。

その他各地

清澄白河(イルマ)

 イルマの所在地清澄白河からほど近くにある清澄庭園。おそらくここがイルマ立地のモデルかなぁと思ってます。

六本木ヒルズ(エレンスゲ)

 エレンスゲのモデル。こっちは建物込ですね。すぐ近くにはポ〇ラボの総本山もあります。延焼。

 

まとめ

 東京近郊のアサルトリリィ聖地を(行ったところだけ)まとめました。まだ行けてないところとかありそう。わかりやすいところだと荻窪(神庭)かなぁという感じだがそれっぽいランドマークもなさそう。あとは舞台新章の大島かな…それは舞台見てから考えましょう(

 東京近郊だけじゃなくて新潟や京都、長崎とかも出てきたりしてるのでそういう所もちゃんと調べて行ってみたいな~と考えてたり。

 

2023年11月23日

GINKA 感想

 GINKAの感想です。発売してすぐやったけど少し感想は温めました。

 発売日にノベゲ買うのは久しぶりだったけどこれまで発売日に買ったやつ皆続編とかだったので新作で買うのは初めてだったり。プロジェクト発表されてから1年ちょっとだったと思うけど、ゲームの展開としては結構早い方かなと思いつつ長いこと待った気もしますね。あまりプロジェクト発表から追っかけてるコンテンツが無いので新鮮っちゃ新鮮でした

 

あらすじ

 5年前の夏祭りの夜、銀花は神隠しにあって消えてしまった。銀花の幼馴染だった主人公、青羽流星は銀花が神隠しに遭った後、一度島を離れたが5年の時を経てふと戻ってきた。

 銀花は神隠しに遭っていなかったのではないか、今も普通に生活しているのではないかと淡い期待を抱いていたが、5年経った今でも銀花は以前行方知れずのままだと知る。

 そんな折、一人の少女と出会う。少女の姿は5年前の銀花と同じ姿をしていたが、記憶も朧気で彼女自身のことも分からない。しかし、彼女は流星の名前と彼への恋心だけは覚えていた。

 5年前の姿で現れたギンカと流星が過ごす不思議で短い夏の物語。

 

登場人物

ギンカ

 島に帰ってきた流星の前に現れた5年前の銀花そっくりな少女。

 彼女が唯一覚えている流星の名前と恋心から、島に帰って来た流星と共に過ごしては流星のお嫁さんになるべく奔走中

海野ひまわり

 島に住む中学生の少女。流星が過去島に居た頃によく遊んでいたため流星に懐いている。

 元気で明るい性格で、都会への憧れを持っている。

鈴代リン

 島に住む高校生の少女。流星よりも年上で、流星のみならず島の子供達のお姉さん的存在。

 誰に対しても人当りが良く面倒見が良い。活動的で物事の中心によくいる。

荒羅伎なずな

 島の学校の先生。流星が島に居た時には流星のことも教えていた。

 しっかりとしており、流星含め多くの生徒から慕われ、頼られている。古武術の達人で、授業でも教えている。

七守草二

 島に住む高校生の青年。流星と同い年で昔から流星とはウマが合わずやや対立的。

 政治家家系であったり本人の真面目な性格から、島の活性化などに向けた活動もしている。

謎の少女

 流星たちの前に現れた少女。どこか銀花に似ている。

 

感想・総評(ネタバレなし)

 率直な感想としては思ってたのとはだいぶ違ったな~という感じ。別に悪い意味ではないです。

 GINKA自体プロジェクト開始時からATRIを意識した感じで来てて、販促とかもまあそうだし事前情報的にも似たような場面設定だったりキャラの立ち位置とかもあったけどその実中身としては結構ATRIとは違ったなと。スタートとゴールは一緒だけど辿る道は全然違うみたいな印象。

 これが良いか悪いかはまあ人それぞれかなとは思いますが、かくいう私はATRIっぽいのを期待してた節が結構あるのでそこはちょっと引っかかった部分もあるけど普通に面白かったのでいいやという気持ちです。

 ストーリーとしては、あらすじでも出てきた「神隠し」とかの伝奇もののお話。個人的にはあまりこういう系統の話に触れてこなかったので物珍しく読んでました。ATRIがSF寄りだった分そこも結構ギャップに感じた。

 GINKAがどう、という話では無いが、SFとかの話(それこそATRIのヒューマノイドとか)は何の気も無く受け入れられるけど神様とかそういう類になると受け入れるのにちょっと引っかかるのは何なんでしょうかね…

 ちょいちょい小難しい部分とかもあったけど構成としては結構親切だったのでよく分らんってなる場面があんま無かったのは良かったかも。一気に読んだからかもしれませんが、話の複雑さに対して理解はスムーズだったかなと。

 

 ストーリーはもちろんなんだけど、ATRIに続いてやっぱりグラフィックとか音楽もハイクオリティだなとは感じますね。演出面は特に更に良くなった印象です。

 OPの作詞紺野アスタ作曲松本文紀の圧倒的信頼感にCV長谷川育美の強さがエグくて発売前に映像公開されてから無限に聴いてたし聴いてる。早急にサントラを出せ下さい。某バンドアニメにどっぷりハマった人間なので長谷川育美の歌つえ~~~って無限に思ってる。

youtu.be

 ATRIの時もOPでがっつり惹かれてEDで情緒をぶっ壊されたのでEDワクワクしてたんですが、座組全く違くてひっくり返った。ついでに発売直後に公式からネタバレされたので一緒にひっくり返った。結構楽しみにしてたんですがね… ブシの癒着

 まあ曲自体は普通にめっちゃいい曲でしたよ。あのラストからスタッフロールで流れるのに合いすぎてる曲ですごい良い余韻に浸れました。
 青木陽菜さんも某バンドアニメで見て知ってましたが、歌がうめぇ。この世に歌上手い人間多過ぎですね。

 

 全体を通して相変わらずのクオリティの高さは健在で、ノベルゲームとしての土台がしっかりとしてるのは当たり前のように見えて本当に凄いなぁと思いますね。ATRIの時もでしたが、これでロープラなのは大丈夫なのか?と思うレベルなのでもっと上げてもいいよ。

 1年ちょっと首を長くして待ち続けた作品でしたが、期待を裏切らない面白さと完成度でした。ATRIに比べて若干人を選ぶ話かもしれないけど、世界観の美しさと儚さが良く感じられるいい作品でした。

 

感想・総評(ネタバレあり)

 以下ネタバレパート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Kawaiiの過剰摂取

 出てきたときちょっと笑っちゃったけど、終えてみるとあまりにもブラックジョーク過ぎて笑いづらい案件。何という所に仕込みを入れているんだ…

 キャラの可愛さは相変わらず強かったな~。ひまわりちゃん可愛いねちょっとゲーム貸してあげるからウチ来ない?

 キャラは皆しっかりとしてるんだけど、その中でも一番印象に残ったのはなずちゃん先生だったり。事前情報が公式サイトの軽い紹介とTGSと発売前の動画だけで、そこ見てる感じ割とポンコツよりの先生なのかなとか思ってたけど全然そんなこと無くて、めっちゃちゃんとしたいい先生やんけ…と思いながら読んでました。

 流星に対して「私の心残り」って言ってたのにややも引っかかりながらまあ回収されるまで進めるか~とか思ってたら想像以上に重苦しいことやってて3割増し位でダメージ受けた。呪いのスチルかっこよかったね…怖かったけど。
 現世に帰ってきて見事な変貌ぶりを見せてたけど、それでもちゃんと先生として、罪の意識もあるだろうけど流星たちに手助けする様は本当に良い人なんだなぁって。

 

 銀花は最初出てきたときのツンケン感からこうジワ~っと変化していくのが良かったね。いや最初から割とボロは出てた気はするけど。ただ設定と言うか状態についてはあまりにも…という感じで辛かったね。
 ギンカとして欠けた想いがあって、銀花はそれをちゃんと自覚した上でああ振る舞ってるけど、段々とそう行かなくなってきて、芽生える心とそうしてはいけない現実との板挟みで辛くなっていくのが… 幸せな夢のシーンは、最初読んでるときは流星側の気持ちで見てたので半分ホラーみたいな感じに見てたけど、銀花の想いをちゃんと咀嚼するとより一層の絶望シーンになって二度おいしいですね。

 幸せな夢の最後、銀花が5年前の夏祭りのやり直しを望んで最後ぶつ切りにされた所で普通に声が出てしまった。悲しいね…
 そんなシーンもあったので大ラスで今の銀花と流星で5年前の焼き直しやってくれるかな~とか思ってましたが普通に新しい5年前の回収でしたね。そっちもいいけど焼き直しやってくれた方が個人的にはおいしかったかも。

 

 ストーリー全体として、扱ってるテーマも所以かもしれないけどそれなりに複雑だったなーと。夢の世界と現世とで場面の転換が挟まったけど、夢の世界でギンカ、銀花が居た理由とか呪いとかちゃんと汲み取れないと現世に行ってからごちゃつきそうかなとは思う。私も露骨に詰まったわけじゃないけどちょっと咀嚼に時間はかかった。

 最初、流星視点だったから”銀花が神隠しに遭った”のミスリードを軸に展開してたけど、正史が明かされた時に夢の世界での流星、銀花の存在が一気に変わるから、今まで見てきたものからちゃんと自分の認識も正史にチューニングしないと分からないまま進行しちゃうかも。

 クソbもとい花憐さんが出てきてからは核心に迫ってく分更に複雑だったね。行動原理が割と極端な人だからただ核心部に進んでくんじゃなくて私怨強めだったので、こっち側から見てちょっと遠い立ち位置だった分小難しさは増してたかも。
 現世入ってからは結構二転三転の展開が降ってくるから忙しいっちゃ忙しいけどこまめに回想挟んでくるのでここなんだっけとかはならなかったかな。親切設計。

 

 ストーリー複雑な分ちょいちょい仕込みもあって、綺麗に回収されてると面白いな~ってなる。伏線回収大好きマン。

 メイン所だけど一番なるほどな~ってなったのはギンカの存在と銀花との関係性だよね。神隠しに遭った銀花がギンカとして流星のことと恋心だけを持って現れたって掴みからちゃんと銀花の想いにまで昇華させつつ物語の軸としてブレなかったのは凄い綺麗だった。
 ギンカの理由付けをしたうえで銀花が失った想いと芽生えていく想いを描いていって、流星と銀花の恋物語としてやりきったのはよく出来てるな~と思いながら見てた。銀花とギンカが同一世界上に共存できる分、”四ノ宮銀花”の流星への想いがいろんな形で見れたから恋愛ものとしても凄い丁寧に心情が描かれてるように感じられて良かった。

 流星視点から見ると、銀花はやっぱり5年前のままで止まってる分、ギンカに昔の想いを馳せる部分が多かったかなと思うけど(流星が、というより見てる私がかも)、成長した銀花は銀花で一から想いを育んでいくことになった訳で、同時進行的に味わえるのはおいしい。

 銀花としては、幼い自分が居て、自分が失った想いを持ちながら過ごしているのを間近で見ている分、捨てたはずの想いを再起させられる場面が多くてそういう面では強い葛藤に苛まれ続けたのかなと。ギンカを刺すシーンとかは正にだろうけど、今の自分と、あり得たはずの自分の差を受け止め続けた帰結としてギンカを刺して呪いにまでなった訳で、感情としては中々他の作品とかじゃ見ることのないタイプの感じだったからおいしいね~ってムシャムシャしてた。

 でも、そういう経験をした上で自分の感情を自覚したのに、改変後の世界での銀花と流星の話、少なすぎません?もっと出せ。もっとおいしいよ。FD待ってます。
 まあゲームのストーリーとしてあそこから続けたら終わり所が分かんなくなりそうってのは何と無くわかるけど、エピローグとかおまけで何か欲しかった感はある。さっきも書いたけど夏祭りの焼き直しはやってもよかったんじゃないかな~とは思ってる。

 

 書き続けてると無限に終わらない気がしてきたのでまとめに入りますが、ちゃんと面白かったので良かったな~というのがまず思いましたね。

 発売前の段階で事前情報が少なかったり少なからずATRIを意識してた部分があったりで、まあATRIは死ぬほど面白かったので露骨にハズレることは無いだろうとは思ってたけど、ATRIの二の次にならないかなぁという不安もややあった。
 ATRIっぽさを求めてたのは事実だけど同じようなのをまたお出しされてもう~んとはなっただろうし、そこはやや不安だったけどちゃんとGINKAとしての面白さを確立しつつATRIでもあった良い所はちゃんと引き継いでて良かった。

 道中は複雑な話だったりやや陰鬱な話が展開されたりはしてたけど、ちゃんと流星と銀花の物語としてまとめてくれたしそこを一番大事にしてくれてたので、期待通りに綺麗な青春物語がお出しされて良かったですね。

 GINKA終えた後、カレーが食べたくなったのとATRIをプレイしたくなりました。食ったしやった。ついでに初周のATRI感想を添えておこう。

hrurukku.hatenablog.com

 来年はATRIアニメが控えてますが、アニメバズってゲーム人気出てバンバカ展開してくれねぇかな~~~って思ってます。続編…程のボリュームは無くてもいいというかあり過ぎると蛇足になりそうなのでいいんですが、もうちょっとだけその先の日常を見たい気持ちはあるので、何かしら実現するといいなって。ATRIもGINKAも。

 この座組でまた新作作ることになったらすぐに知らせてくれ。全力で待機する。でも待ち続けるのも辛いので発表して1か月くらいで発売してくれ(傲慢)

 見上げてごらん、夜空の星をとかも気になってるのでやろうかな~とも思いつつGINKA再走したい気持ちもある。普通にやりたいノベゲ沢山あるんですけどどうにも時間が取れない。いや時間はあるんだけどやり始めるけど持ってる時間以上を割いてしまうので…

 GINKA、1年ちょい待ち続けましたがまたいい体験をさせてもらいました。ATRIの時より喪失感は小さかった。綺麗に終わってたからかなぁ。ATRIの時はもうあの世界に帰れないのか…ってしばらく引きずってましたからねこの人。ひめ島はいつでも迎え入れてくれますか?

 季節としての夏は好きじゃないですが、こういう美しい夏は好きです。また美しい夏に戻れる日を楽しみにしてます。ヤーー!!

 

2023年11月17日