1年半待ちました。ようやく行われた待望のイルマ第2弾の感想です。
前回は現地踏むことが叶わず、未だに結構後悔しているので今回は悔いなく、と思い狂気の2週連続遠征を敢行しました。土日各3公演やっているので計6公演見に行きました。嘘です千秋楽取れませんでした。5公演です。悔しい。
はじめに
私はイルマが大好きです。1年半前の第一弾でわくひまに狂ってしまったせいで大変な事になってます。
もちろんわくひまだけじゃなくみんな好きです。前回の感想でもつらつら書きましたが、やっぱ皆良いんですよね。
そして今回は日葵だけじゃなくルド女のテンプルレギオンメンバーが大量参戦。そして3年生組が大集合ということで、ルド女も大好きなオタクに向けた欲張りセットみたいな舞台をやりますと言われてしまったらさすがに行かない訳にはいかない。
本当はどっちか1週の予定だったんですがなんか気付いたら2週連続で飛行機取ってた。まあイルマだしね... そんな感じで迎えた初見は2列目下手側。千秋楽の一般を犠牲にして得たこの良席に始まり、上手側前列も後方中央列もチケット取れたので色んな所から舞台見ることが出来ました。
正直5回も見てたら飽きるまでいかずともちょっとキツイかもなとか思ってた節もあったんですけどマジで全然そんなことも無く。
今回はセットが両サイドと中央に花道がある中々ヤバいセットだったのもあって、マジで色んな所で色んなことやってた。全然目が足りない。凄かったです。
全体の感想
まず何より、ルド女もイルマも魅力たっぷりに描ききってくれたのが凄い良かったです。
ルド女客演という事で蔑ろになるのも怖かったし、逆にルド女の今までの積み重ねがある分そっちに寄りすぎてイルマが弱くなるのも怖かったんですけど、そこはちゃんとどちらも立たせて、その上でイルマ×ルド女の魅力を沢山引き出してくれて本当に良かったです。
そしてビックリしたので言えば、篠田先生のピアノですよね。最初ピアノ置いてあってまあ篠田先生ピアノやってるから先生の部屋とかよく出てくるんかなーとか思ったら弾き始めてビックリした。
さすがに弾いてる風か?と思ったけどちゃんとペダル踏んでるしめちゃめちゃ舞台上と合わせてくるしでマジで弾いてるのか...となった。後で知ったけど中の人のMoemiさんが普通にずっと昔からピアノやってたらしいわね。
5回も見に行ったけどミスタッチとかズレも全然無く毎回あれだけの時間ピアノを安定して弾いてて流石にヤバ...ってなった。
ピアノ弾いてる事自体すごいんだけど、何よりピアノアレンジ自体の破壊力が凄くて。どれも良いんだけど、個人的には3年生のマリアの丘での誓いのシーンで真実の刃流れてくるのが本当に良くて。未来様の言葉に合わせてサビ持ってきたりしてて、そこの合わせとか凄い気を使ってたと思うんだけど毎回完璧でより一層舞台を引き立てていて涙腺に来てしまう。
このまま3年生組の話するんですが、ここで初めて舞台にルド女3年生の4人が揃ったのが凄い良くて。特に未来は他の3年生と一緒に出ることが無かったから、実際どんな感じで接していて、どんな話をしていたかとかもあんまり分からなかったからここで見ることが出来てよかった。
後は何よりグータッチですよね...真実の刃で風音様のグータッチに全てを破壊されたオタクだったので、まさかここでもやってくれるとは思わなくてすげー嬉しかったし、4人でグータッチしてるシーンが良すぎて全然死んでた。本当にありがとう。
ルド女ももちろんだけど、やっぱりイルマメンツも良くて。何より四天王が前回からまた一歩進んでその上で四天王の再開、共闘っていう念願を果たして。新章2弾でも感じたんだけど、こういう複数人の結束みたいな関係性に結構弱いのかもしれない。
1対1の関係性の方がより深入りして味が出るなーみたいな考えでずっといたんだけど、こういうかけがえのない仲間同士みたいな関係性も好きかもしれない。いや多分現在まで続いていない関係性だからこそ好きな気はしますが…
細かい好きポイントは後述しますが、まーじで四天王の戦闘シーンが良すぎて良かったです…
キャラ毎の感想
いつものごとくキャラ毎の感想を。一部ですが。
東久世徳子
今作の圧倒的ダークホースりとくこのとくこの方。マジでね急に後ろから刺されてビックリしちゃったよね。りとくこにわか過ぎて全然知らなかったんだけど防衛戦であんな激熱やり取りしてたとは思わんかったわ…
あの場で皆辛い戦いしてる中、ファンタズムへの覚醒の兆しが見えてきっと最初に特型ミドルと戦ったときも辛くて何もわからないままもがいて戦ってたんだろうなって。
そんな中で特型ラージと遭遇して更に絶望的な状況だったけど俐翔や紅々李、他の1年の皆からの信頼を受けて立ち上がって戦う選択をしたのが本当に強くて…
言葉には出さなかったけど覚悟を持った目で佐保や美夜受をまっすぐに見て、自分は出来るって強い意志を示した姿が本当にカッコよかった。
訳も分からないような状況でボロボロで苦しみながらも必死に必死に未来を手探りで探して伝えて戦って。普段あっけらかんとしてるような徳子だからこそああいう姿が余計に刺さるんですよね…
三輪田俐翔
りとくこのりとの方。あの場で声を上げれるのは俐翔の強さだなって。イルマがどうかはあんま分からんけど、中等部生なんて実戦経験も浅いしそれこそレアスキル覚醒してない仲間だって多い環境で戦ってきてて。
基本的にあの世界だと滅多なことが無い限り高等部までは年上の方が絶対的に経験も力も上だって分かってるだろうけどその中でも俐翔は徳子を信じて、あの状況で最も最善だと思ったからああして声を上げられたのは凄いなって。
それこそ美夜受が言ってたように、お話にならないような提案なんだけどそれでも徳子が見せた力を信じてちゃんと言葉に出来たのがあまりにもクソデカ信頼すぎる。理屈も常識も突っぱねて自分が信じた道を突き抜けていこうとする姿勢がカッコいいんだわね…
あとこれは個人的な好みの話なんですが(全部個人的な好みだけど)、舞台で一番映えるのって叫びの演技だと思うんですよね。舞台に限らず叫びの演技って当然感情が乗りやすいし伝わりやすいんだけど、舞台で、生でそれを聞くとその感情がより一層強く感じられて。俐翔の決死の叫びがそれはもう私の心にぶっ刺さりまくってヤバかったです。この体験はマジで舞台だけだと思ってるので最高です。
西川御巴留
今作の主人公1。恋町も言ってたけど、これはイルミンシャイネスを救う戦いであって、四天王を、そして御巴留を救う戦いでもあった。
前回は日葵との別れを経てそれでも尚イルマの戦い方を固持しようとしていたみたいな感じだったけど、今回はそれだけじゃなく防衛戦が起こってた時の経験がそれに拍車をかけていたことが明らかにされていて、今の戦い方が御巴留の信念的な部分以外に依るものもあったってわかった。
その上で、一種のトラウマというか枷を払拭してまた前に進むためのお話でもあった。霞子先輩が言ってたように、日葵が居ないことを認めて前に進んでいくことへ向かっていった話だった。
御巴留は日葵が去ることに対して落伍者に割く暇は無いなんて言ってたけど、あんなにずっと一緒に戦っていて信頼し合ってるのにそんなこと本心で思ってるわけ無いんすよね。俺は分かってたよ。
御巴留は戦闘の場では一貫して司令塔として皆を引っ張って戦っていたけど、今回はそんな中でもハコルベやルド女の皆と一緒に戦う機会があってそこで自分と違う考え、戦い方を見ることになったと。
当然外征とかで他のガーデンやレギオンと一緒に戦ったことはあるだろうけど、今回は同じガーデンのハコルベ、そして日葵が去っていった先のルド女というところで御巴留自身もより感じる部分はあったのかなぁって。
御巴留も頑固だけど当然頭のいい実力者だから、ちゃんとハコルベやルド女の特性も分かってるしそれを冷静に見ることができる理性も持ち合わせてて。ルド女の戦い方を見て日葵がここに身を置くと決めた理由が分かったわ、って言ってたり、伊万里の戦いを見て守備に徹してばかりじゃいられない、って言ったりしてて、そうやって自分自身で答えを導き出して辿り着いて、受け入れて行動出来る御巴留の強さがよく見えた。
そうして自分で答えに辿り着いて色んなものに折り合いを付けるように最後日葵に出したパスがまーじで良かったです。あの場で御巴留が言う「貴方に全て託す」って言葉の重みが凄い。ルド女を救うため、日葵を救うために繋いできたバトンを最後御巴留から日葵に渡すシーンが激アツじゃないわけが無いんすよね。
戦いに向かう考え方の相違で別れた二人がああやって同じ戦いの場で肩を並べて戦って時間を共有して、今のお互いの戦いを見てお互いを更に感じて理解した上で繋いだ最後のパスは、あの戦闘で繋いできたパスだけじゃなくて今までの二人の、四人の積み重ねた絆を以てして繋がった想いの結晶であって、そんな色んな感情が乗ったものを全て託すようにしてパスを出したわけで、あまりにも最高の流れ過ぎた。
日比野羽来
今回もかわいいね!もちろん可愛いだけじゃないです。毎度毎度素晴らしいもんを見せてくれてありがとうございます…
当方、わくひまのオタクとしてこのカプを見るのに一年半待ったわけですが、マジでありがとう…って感じでした。
本編一ミリも関係ないわくひまの話から始めるんですが、初見の時が二列目下手側でして、二列目やった~くらいに思ってたんですけどOPからボッコボコにされた。
まず一つ目、2番終わりからCメロいくところで、日葵がイルマ側から花道歩いてルド女の皆の所に向かうシーンで、去っていく日葵に羽来が手を伸ばして引き留めようとするんですけど、羽来ちゃん上手寄り側から中央を歩く日葵を見ていたので、下手側の私からはばっちり表情とか見えるんですけど、まーーー、良い表情してたよね。声にならない表情演技が上手いとそれだけでよくボコボコにされるんですけど、マジであの後悔とか葛藤とか苦しみとかが混ざりまくったような表情して手を伸ばしてしまう日比野羽来の姿があまりにも良くて俺は死んだ。1弾の時も思ったけど、ああいう表情が上手すぎる。見てるだけで心臓がギュってなる。良い…
そして二つ目、これはもう完全に限界オタクの風体なんですけど、ラスサビで俺の目の前にわくひまが並んでました。別に隣で踊ってただけでさっきみたいな文脈を伴う絡みがあったわけじゃないんだけど、わくひまが隣に並んで実在してる事実があまりにも嬉しすぎてちょっと泣いてしまった。イルマ1弾でわくひまに狂わされたオタクの末路がこれ。
あと、ギリギリ本編内の幻覚の話ですが、最後日葵がフィニッシュショット撃って終わった後、暗転する直前の一瞬で羽来が日葵に抱き着いてたんですよね。俺見たもん。嘘じゃないもん。配信にはほぼ映ってなかったけど本当に見たもん。俺は死んだ。
やっと本編のちゃんとしたシーンの話ですが、わくひま通話シーン擦ってくれてめっちゃ助かる。毎公園擦ってくれ、なんなら渚みたいに1公演に3回くらい通話シーン入れてくれ。まあそれはそれとして、あの場で「また一緒に戦おうね」って言うのが、こう色んな感情がぐっちゃぐちゃでもうね…羽来ちゃんも俺もぐっちゃぐちゃ。
1弾では日葵に対してイルマに戻ってきて一緒に戦おう、って言ってたのが今回は(それぞれのレギオンで)一緒に戦おうね、って言っててうお~~~ってなる。御巴留の項でも書いたんだけど、霞子様が言った、日葵が居ないことを受け入れて前に進むしかない、っていうことは御巴留だけじゃなくイルマの皆に対してもそうで、それは当然羽来にとってもそうなんだよね。
あの場で日葵と、四天王の皆と戦ったことで羽来にとってもどこかで区切りを付けられたのかなとは思う。ルド女の皆の戦いを見て、日葵がルド女のリリィとして戦う姿を見て、感じて、そうして自分の中でどうにかして区切りを付けたのかなって。でもきっとそれは御巴留のように区切りが付いた、じゃなくて区切りを付けた、なのかなって。それは一種の諦めでもあって、日葵がルド女のリリィとして、白薔薇の誇りを持って戦う姿を見て、日葵の居場所はもうルド女なんだなって感じて区切りを付けてしまったのだと俺は思っている。
あとは四天王共闘シーンの日葵の準備はいい?に対する羽来のもっちろん!がもう何もかも良くて爆発した。今後俺は日葵の準備はいい?に対してもっちろん!としか返せない体になりました。わくひまパーフェクトコミュニケーション過ぎてあまりにも良さみが溢れてた。俺の情緒破壊RTA。日葵に鼓舞されるようにして自由に飛び回って戦う日比野羽来の姿があまりにも良くてよかったです。ありがとうわくひま。
一之宮・ミカエラ・日葵
今作の主人公2。あまりにも物語の中心すぎる。前回のイルマ公演で無事日葵の女にされたわけですが、マジで良かったです。イルマ1弾を見て、真実の刃を見て今回に臨んだのでもう一之宮・ミカエラ・日葵への想いがクソデカになってるんですけど、今回は日葵のリリィとしての信念がそれはもうド直球にぶん投げられて日葵が出てくるたびにボッコボコにされていました。
終始テンプルレギオンの隊長として、ルド女のリリィとしてガーデンやリリィ達を守ろうと死力を尽くして、それこそ本当に倒れるまで戦い続けていて、日葵がこのガーデンで得た仲間、絆、誇りを何よりも大事にしていて、それが日葵自身の戦う理由だって身をもって示していた。
そして今回出てきた謎の???さんことロヴィーサとの絡みの中で日葵は今まで他の人にはあまり見せてこなかった自分自身の信念や少し弱い部分が見えてきて、また新たな日葵を感じられたなって。日葵が何を思って戦っていて、ルド女に来て、自分の芯として何を持っているのかをこうして日葵の口から聞くことが出来てより一之宮・ミカエラ・日葵という人間が分かった気がする。
今回めちゃめちゃ嬉しかったシーンが、未来様、風音様との会話シーンなんですけど、あそこで未来様と風音様にルド女を託されるっていうことが凄い日葵にとっての救いだなぁって感じました。
イルマの仲間達と道を違えて、ルド女にやってきてそこでもちょっと上手くいかないことが多かったり、何よりの望みだった幸恵との共闘も叶わなくなったり、ゲヘナの悪意に潰されそうになったりと、あまりにも日葵にとって事が悪く運びすぎてて。それでも日葵はテンプルレギオンの隊長として、自分が理想とする戦い方を目指してルド女のリリィとして誇りと信念を持って戦い続けて。
真実の刃で日葵が言った「私立ルドビコ女学院、出撃!」ってセリフが本当に大好きなんですけど、あれで日葵がテンプルレギオンの隊長としてじゃなく、ルド女のリリィとしてルド女全体を背負っていく覚悟を決めたからこそ出てきた言葉だと思ってて。色んな事があってもルド女を背負っていくぞっていう信念を持って戦い続けた日葵の姿が本当にカッコ良いんですよ。
その上で、今回未来と風音っていう過去のテンプルレギオンの、ルド女の中心となっていた二人からルド女を託されるって、日葵にとっても凄い重みのある言葉だと思うんです。名実ともにルド女を背負ってきたリリィからルド女を託されるっていうのは、今まで日葵が続けてきた戦いが、持ち続けてきた信念が報われるというか、実を結んだ瞬間だと思います。それはきっと日葵にとっては凄い”救い”だなって感じられてとても嬉しかった。全てじゃないしまだまだ上手くいかないことだらけだけど、それでも日葵が少しでも救われたのならそれは何よりも嬉しくて尊いものだなって私は思います。
そして、そしてですよ。舞台アサルトリリィシリーズでも指折りの名場面に入る四天王共闘シーンですよ。俺はこれを求めてた。100億点満点の大傑作シーン過ぎてまともな感情で見れたことが一度も無いです。
マジで日葵登場から何もかもがカッコよすぎて良かった。未来様と風音様と助力を得てモグラの攻撃を捌いて皆を守るのあまりにもヒーロー過ぎて素晴らしい。
そしてクララからマギスフィアを受け取るシーン、死ぬほどカッコいいんですよ。立ち姿が美しいしマカブインを天に突きさすように掲げてパスを受け取る姿がめっちゃよかった。「ここからは、私がルド女を背負う!」マジでいいセリフ過ぎるし、「その絆を築いてきた全ての仲間と共に、白薔薇の誇りを守って見せる!」がもっといいセリフ過ぎる。
これは個人的なアレなんですが、3回目くらいの観劇で後方列ほぼドセンみたいなとこから見てたんですけど、舞台の下でルド女の皆もイルマの皆もほぼ倒れ伏しているような状況で、舞台の上、一番高いところのど真ん中で中央をぶった切るように天高々とチャームを掲げてマギスフィアを受け取るのが構図としてあまりにも美しすぎて5割増し位で感情を持ってかれた。多分向こう10年くらいこの光景が目に焼き付いて離れないんだろうなってくらいには美しかった。こういうのも舞台現地特有の感覚というか。配信でも同じような画なんだけど、生で見るからこその空気感というか、臨場感とかが良すぎて凄かったです。やっぱ色んな角度から何回も見るの最高だな舞台って。無限に通いたくなるわ。地方民だから厳しいんですけど…
伝説の四天王共闘シーン。日葵のレジスタ発動から四天王が集まって戦いを始めるぞ!ってところでうお~って思ってたら日葵が「準備はいい?」とかそれはもう力強く、芯を持って高らかに叫ぶもんだから、これ聞いた瞬間に涙が溢れ出して止まらなかったです。まさか言うとは全然思ってなかったので予想外の所から刺された。それはもうめった刺し。ついに四天王共闘が見られるんだわくわく!とか思って激熱シーンに胸を震わせてたら気づいたら心臓にマカブインが突き刺されてた。追い打ちのように降ってきた羽来の「もっちろん!」で脳にエクステルンシュタイネ刺された。
そんなもんだったから初見の時はそれ以降の記憶がほぼ無かったです。初見が2列目だったんですがそれはもう泣いちゃって横向いてる余裕なんて無かったのでずっと誰も居ない正面の舞台上を見つめてボロ泣きしてました。2回目以降はまあ段々とちゃんと見られるようになってきたよ…
戦場に身を置くリリィにとって戦い方の思想ってまさに生き様で、そこを違えてしまったから四天王が分裂することになった。でもそこから月日を経てそれぞれがそれぞれの場所で経験を積んで成長してまた道を交えることになった。違う立場だけどまた昔のように4人で肩を並べて意識を共有して戦う姿がマジで良かった。
日葵がイルマ四天王を私の原点、といったようにイルマで紡いだ絆が今の日葵の礎になっていて。四天王と呼ばれることが誇りであって、長い時を共に過ごした同志であって。結果的に道を違えたわけだけど、それは決して四天王を繋ぐ道が絶たれたわけではなくて、横を見れば別の道を歩む皆が見えて時にはその皆と手を取り合うことが出来る。
今回こうして四天王がまた手を取り合って戦うことが出来て激エモすぎたんですよ。ルド女に転校してきたけどうまく行かないことも多くてそれでもってルド女に身を置いて戦い続けてた日葵が、ルド女のリリィとして、テンプルレギオンの隊長として、ルド女を担う者としてイルマの皆と、時間を共有した四天王の皆と戦った。昔の自分を思い出すようで、それでもルド女のリリィとして戦う日葵の姿がそれはもう素晴らしかったです。
そして最後のわくひま通話シーン、わくひまうお~~ってのはそうなんだけど、御巴留に言葉を残したのが良かった。あそこで日葵から御巴留にかける言葉が「貴方らしい戦い方だった。これからも共に理想の戦いを極めましょう」なのがとても素晴らしいです。戦い方に悩んでいた御巴留にとっても救いの言葉かなって思うし日葵にとっても一つの区切を付けるような言葉だったかなと思います。
喧嘩別れのような形で別れてしまって、お互い譲れないものがあるからこそ対立してた。そして日葵は別れた先のルド女で自分の理想の戦いを目指したけどうまく行かなかった。日葵としても羽来や佐保、鞠萠との約束を果たせていない現状に苦しんで、イルマを去ってまで選んだ道で不甲斐ない結果になってしまっている。だから顔向けできないというか負い目を感じてる節もあったのかなーって思ってたんだけど、また四天王と戦ったことで、自分はルド女で戦い抜こうって気持ちがさらにはっきりしたんだと思ってる。
だから御巴留にああいう言葉をかけたのかなって。あなたの取り戻したその戦い方を続けていってね、っていう文脈を私はくみ取ったんですけど、それは逆に道を完全に違えてしまうような言葉かなと。真実の刃の最後にあった幸恵と日葵の会話の「テンプルレギオンをよろしくね」「アイアンサイドに負けないレギオンにするわ」って会話が私は二人の道が交わらないことの現れかなって思ってて、それと同じものを今回の日葵から御巴留への言葉に感じた。
モグラ討伐後に鞠萠に「あなたとレギオンを作る約束果たせなくてごめんなさい」って言ったのも同じ意味合いだと思っていて、ここらへんのセリフたちで日葵がルド女の、テンプルレギオンの隊長としてこれからも理想の戦いをするために歩み続けていくっていう宣言を改めてしたように感じた。お互いに、それぞれの場所で、それぞれの仲間達と進んでいこう、っていう美しくも儚くちょっと残酷な別れの言葉で良かった。
今回の物語は日葵がイルマの皆と再び道を交える物語でもあって、日葵がルド女のリリィとして改めて出発する物語でもあったなって。最高の物語でした。ルド女復興編はよ。
野坂・ジャクリーヌ・風音
グータッチBIGLOVE… 真実の刃で風音様のグータッチに全てを破壊されたオタクは今回も沢山出してくれてあまりにもフルボッコでした。マジでなんであんなにいいんだろう。
マリアの丘での誓いのシーンで、未来様の想いを聞いてちょっと暗い空気になったところで風音様が明るく気丈に振舞ってすっと拳を突き出すのがマジで風音様~~って感じで良かったです。
真実の刃では正気状態での戦闘シーンが無かったので今回こうしてちゃんと戦っているのを見れたわけですが、未来様とのコンビネーションが良くて、凄い強者感があってよかった。あそこでイルマを助けに来たけど、イルマの皆に対して「お前たちのガーデンはお前たちで守るんだ」って言えるのは風音様のカッコいいところだよなー。
助けに来たけど、イルマのリリィの皆を尊重して共に戦おうって言えるのが風音様らしさであって、風音様がリリィとしてどう生きていたかってのが分かる。
岸本・マリア・未来
未来様の生き様、カッコいいよ… 風音と同じく、正気の時の戦闘シーンがあまり描かれてなかった未来様だったけどこうして戦ってるのが見れたのは良かったし、何より他のルド女3年生と一緒に舞台に出てなかったので、未来様が他の皆とどう接していたのかがわかって良かった。
マリアの丘の誓いのシーンでは、最初の祈りがより力強かったり、何よりもルドビコ女学院っていうガーデンやそこで戦う仲間達を大切にしていたっていうのが凄い伝わってきた。
最後の誓いの後に未来様が言った「もしもその時私が居なくても、今の誓いを忘れないでね」っていうセリフがマジで好き。未来様が自分自身で長くないってわかってたからこそのセリフなんだけど、めっちゃ辛いんだよな…
当該シーン、日によって結構ニュアンスが違ってて、優しく語り掛けるように言ってた時もあれば、自分に待ち受ける未来が、皆を残して先に行ってしまうことに凄い苦しみながら言ってるような時もあって、どっちでも切ねぇ…ってなってた。
そして日葵にルド女を託すシーン、テンプルレギオンの隊長として戦い続けた未来が、ガーデンやリリィ達のことを大切に考え、心を痛めていた未来が、そのガーデンを日葵に託したのは凄い意味の深いものだなって思えて良かったです。
ロヴィーサ
ビジュと声が良いです(元も子もない感想)。名前も詳細も明かされてなかった???さんことロヴィーサさん、どうせ蘇ったリリィかヒュージだろと思ってたんですけどちょっと予想外の所から来ましたね。
謎だらけではあるんだけど、南極戦役時代のリリィ説がにわかに上がっているのでここから南極戦役編を頑張って始めてください。
登場時に御前のテーマが流れてきて流石にびっくりしたんですけど、ついでに御前も復活させてより深いところに入っていってほしいですね。御前も都庁乗っ取ってたしどこかしらで接触あってもおかしくはないと思うんだよね。個人的にはLのコピー元がロヴィーサかなって思ってるので色々と繋げて欲しいね。
総括
1年半待ち続けてたイルマ2弾、マジで期待の何倍も上を行く素晴らしい舞台を見せてくれてありがとうになってる。わくひまもあったし真実の刃の裏のルド女の物語も見れたしイルマの面々のルド女やリリィとしての戦いに対する想いも見れたし何より、四天王の共闘を見ることが出来てめっちゃ満足してます。
今回はピアノ演奏があったり中央ぶった切る花道があったりと新たな挑戦もしていてこれからも素晴らしい舞台をお願いしますアサルトリリィって感じです。
それはそれとして次のイルマ公演が決まって無いの流石におかしいと思うんですけどやりますよね?イルマ3弾もやるしルド女復興編もやるし御台場も新章もやるし御台場迎撃戦も幕張奪還戦も甲州奪還戦も南極戦役編もやるよねほんまにお願いしますいつまでもお待ちしています。
次回イルマ公演もルド女の皆出してくれよな。無限に俺にわくひまを見せて欲しいです。あとそろそろあゆなぎ進展してほしいです。今回つま先程度しか進んでないよ。
まあとりあえずは来年の新章3弾、御台場迎撃戦の舞台を楽しみにしておきます。新章3弾は甲州奪還戦にも繋がっていきそうだし一柳隊もまた皆舞台に出てきてくれんかのう。
2024年12月22日